複雑な税制は税理士のメシのタネか?
どんな課題のサポートを依頼するか?

どうして税理士に依頼することになるのか?
という疑問はシンプルですが無視できません。

誤解されやすい面があるテーマです。

税理士に依頼する理由を整理しておくと、
誤解と期待での混乱が防げます。

メシのタネ 難解上等なのか?

税理士は、税金に関わる税務相談・税務代理・税務申告を
生業としています。

税制が難解であるほど、専門家としての違いが示せる
という一面があります。

税制のわかりにくさや複雑さと生業としてのつながりはあります。

他方、税制の複雑さが税理士の「メシのタネ」という見方は
一面的であり、誤解があります。

メシのタネ 不安と課題を抱えるのは誰か?

試験のための勉強が充実していて自信がついてくると、

  • ほどほどに難化してくれないかな?
  • 他の受験者との差が開けばいいな

と浅はかな期待を抱いたことがあります。

いざ試験に臨んでみると、

  • 俺ができないほど難化しろなんて言ってねーよ!

といった体たらくだったりします(笑)。

いくら勉強しようと、知識や経験を蓄積したところで、
万能・完璧な対応が貫徹できるとは言えません。

税理士業についても該当します。

税理士業を取り巻く状況は複雑で変化し続けています。

  • 税法
  • 税法以外の法律
  • 経済状況
  • お客様の経営状況 etc

特定の税金の処理や検討だけが課題とは言えません

2020年以降、コロナ禍・物価上昇・人手不足と課題が増えただけでなく、
私の住んでいる石川県では「令和6年能登半島地震」が発生しました。

既存の税制度に変化がなかった場合でも、上記は経営に影響する対象です。

並行して、電子帳簿保存法改正や消費税インボイス制度の開始と
経営課題が加わりました。

さらに、2024年(令和6年)は「定額減税」も対応が必要です。

変化が経営にとってマイナスの効果だけとは言えません。

一方、プラスの効果が無作為に得られるとも言えません。

経営課題は経営者にとって不安や負担のタネです。

税理士にとっても、新たな課題はリスク・損失・非効率と
既存の業務にマイナスとなる不安のタネとなります。

課題への対策をとり、準備をしても、完全無欠という保証はありません。

税制度だけでなく、変化は税理士にとっても不安や負担となります。

メシのタネ 試行錯誤のサポートも!

納税の義務に加えて、複雑な税制度があるから税理士に依頼する
といった一面があります。

同時に、税制度だけではない変化に対応する必要があり、
経営者だけでは対応しきれない面もあります。

経営を継続するために試行錯誤が続きます。

税理士への依頼には記帳や申告業務といった定型業務だけでなく、
変化に対応した試行錯誤のサポートを含めることにもなります。

税務申告を含めた経営の課題をサポートすることも
税理士への依頼のきっかけとなります。

 

蛇足
アイキャッチ画像はお客様を訪問していただいたお菓子です。
仕事をしてお菓子もいただけるのは「利権」かもしれません(笑)。
ありがたく利権を行使していただきました。

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