費用はアートっぽい

縁があるのかないのか。

1費用 レシートの束
2費用 加減乗除あり
3費用 アートっぽい理由

費用 レシートの束

冬から春にかけて確定申告の時期です。

会計事務所での勤務時には、袋に詰まったレシートの束が机の周りを囲んでいました。

使ったお金の分を経費で計上しておくことで、支払う税金が変わるわけですからレシートを整理して集計していました。
(収入-費用=利益←これを所得として税金を計算するわけです)

一般的に、費用はレシートの束→集計のイメージだと思います。

費用 加減乗除あり

レシートの束だけを費用とするなら、会計・経理は悩む要素はあまりありません。
(プライベートを分けることぐらいしか考えることがありません)

費用はたし算のみで理解できそうです。

ところが実際には加減乗除が登場します。

たとえば売上原価は、事業が継続していくことを前提にするので
期首棚卸資産+当期仕入-期末棚卸資産=売上原価、となります
費用と収入(売上)の対応が原則ですし、図の売上の斜線部は粗利となります。

減価償却費は固定資産を費用配分していきます。
買った時の金額を一定の金額や割合で配分します。
言い換えると、使ったお金(支出)の時期と費用に配分された時期は異なります。
固定資産を利用した収入と費用を対応させようという発想です。

退職費用はより抽象的です。
期末時点(3月決算なら3/31)での退職金の見積(退職給付引当金)と一年前の見積額の差額が費用として計上されます。
減価償却費は固定資産を買ったというお金の動きをスタートにしていましたが、退職費用にいたってはお金の動きすらありません。

資産除去債務は・・・、やっぱり抽象的です。
固定資産を将来除去することを想定して、資産除去債務を設定してから減価償却費を計上して、さらに毎期利息費用と資産除去債務を計上していきます。
割引計算を前提に処理がされるので、直感的に把握しづらいところです。
(ただし退職費用や資産除去債務は大企業以外ではスルーされます)

費用 アートっぽい理由

費用は一般的にレシートの束、たし算のイメージです。
お金の動きを重視というところです。

長期・超長期ではお金の動きで収入も費用も計上することになるのですが、大人の事情から会計業界は短期(1年)での処理が必要です。

費用収益対応の原則や費用配分の原則は、長期・超長期のお金の動きを短期に変換する会計上の技法(アート)と言えます。

レシートの束だけではない費用の側面は、会計を考えるときのきっかけになります。

 

蛇足
割引の図化ってどうやるんでしょうか?

<お知らせ>
セミナー動画販売 副業をされる方も税理士受験者も応援しています!
■オンラインでのやりとりで参考にしてください
「タグ」→「オンライン

前の記事

読書の後始末

次の記事

引っ越しする前