春は会計事務所の大掃除!?
余裕があるから掃除ではなく、
余裕を作るための掃除です。
かつての線路跡
春は大掃除 新年度スタートか?
なんやかんやいっても4月はスタートの時期です。
会計事務所では、例年3月で確定申告が終了、
4月から5月末が法人の3月決算がメイン業務、
6月より閑散期、となります。
(そして秋から冬にかけて年末調整→繫忙期です)
大手の会計事務所を別にすると、会計事務所では
人事異動や転勤といったイベントも無いので、
3月末の退職や4月からの就職(転職)があるくらいです。
(転職がメジャーで、新卒採用はマイナーです)
4月といっても冬からの繫忙期が続き、
新規の取り組みは6月以降が暗黙の了解です。
春は大掃除 繁忙だから強い動機付け
3月決算が一区切りつくまでが我慢のとき、
という考え方が一見無理のない考え方です。
繫忙期をすぎて、落ち着いてから改善や反省をする、
というと筋が通っています。
とはいえ、実態は業務フローの改善や反省はしつつも、
これまでのやり方の手直し程度にとどまります。
繫忙期とはいっても、なんとか完了してしまうと
積極的に新規の取り組みにとりかかる動機が弱まります。
むしろ皮肉なことに、繫忙期での成果物をみることで
安心感を得てしまいます(笑)。
大胆な改善=背信行為、といった感があります(笑)。
仕事の成果というより、成果品としての書類、
仕事の道具の一つでしかないゴム印やファイル、
といった環境に充実感を覚えると、
業務の改善がストレスの原因になりかねません。
「断捨離」は個人の生活・ライフスタイルだけでなく、
仕事でもあてはまります。
成果が出揃う前だからこそ、強い動機付けが働きます。
繁忙期=断捨離、というわけです。
春は大掃除 フローとコストに注目
繫忙期ということでスルーしていると、
余分な資料や書類は意外にたまります。
また、なんとなく利用していた定期購読や
サブスクリプションのサービスもなし崩しで続きがちです。
(支払手数料が膨らんでいませんか 新たな固定費かも!?)
大掃除というとゴミとホコリの始末に注目されがちですが、
業務フローやコスト面での整理が重要です。
繫忙期で切迫した動機付けがあるからこそ
これまで手をつけなかった取り組みもできます。
閑散期以降は、繁忙期での改善を定着させる期間です。
蛇足
会計事務所の大掃除だとせいぜい紙書類程度でしょ?
と軽く思われがちです。
なめてはいけません。
紙の束は凶悪・非道です(笑)。
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