会計処理を入力作業と誤解しない!
入力と効率化だけが成果ではありません!
魅力的な技術やスキルが注目されてくると、
初歩的な誤解が置き去りにされます。
会計処理と入力にも当てはまる誤解です。
成果につながる誤解の解消がおすすめです。

誤解しようのない季節の花
会計処理と入力 技術とスキルと思い込み
目を見張る技術やスキルを目の当たりにすると驚くとともに、
もやもやした悩みがスカッと晴れます。
たとえば、会計処理でのクラウド会計ソフトやAI-OCR。
煩雑な会計ソフトの入力作業を軽減してくれることが期待できます。
反面、入力作業が煩わしいパッとしない印象が強まるだけでなく、
軽い扱いで済む作業と誤解しかねません。
マズイ誤解です。
会計処理と入力 単なる作業の誤解
会計処理は事実に基づいた適切な処理をとる必要がありますが、
単なる入力作業と誤解されやすい一面があります。
領収書の束を横目に電卓を叩いて集計するイメージが会計処理
と誤解しているためかもしれません。
入力や集計は会計処理に必要ですが、単純作業で完結する
というとらえ方は誤解です。
会計処理は法人税や消費税の税務申告ともつながりますが、
入力データが適切な税務判断になるとは言えません。
たとえば、役員貸付金の計上。
うっかりであっても累積や放置状態が続いてしまうと、
役員賞与や融資判断でマイナスとなります。
あるいは、消費税の処理と対応。
取引ごとの処理の適切さや本則・簡易課税の届出、
納税資金の準備と後工程での検討・対応が続きます。
会計処理と入力 月次でも年次でも成果を逃す!?
会計処理にデータの入力工程は必要ですが、ゴールではなく、
むしろ成果につなげる準備段階といえます。
会計処理のゴールは決算書や税務申告書の作成ですが、
毎月ごとの会計処理や経営業績の確認もあります。
いわゆる「月次(げつじ)決算」です。
年次の決算ほどではない処理ではあっても、
- 毎月の経営成績
- 資金繰り状況
- 納税の予測
といった経営判断に関連します。
会計処理を単なる入力作業とみなしてしまうと、
会計データが十分な判断材料につながりません。
技術やスキルを利用して会計処理の効率化をアップすることは、
成果につなげるための手段です。
技術やスキルだけに注目しないことや会計処理を単純作業と
とらえないことが留意点となります。
入力作業で終わらせない、成果につなげるための会計処理には
税理士のサポートがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中に撮影したヒマワリです。
取り違えようのない夏を代表する花です。
とはいえ、2025年(令和7年)7月北陸・石川県は
まだ梅雨明け宣言がでていない状況だったりします。
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