会計データの利用はバラバラ・編集加工がおすすめ!
一石二鳥でも同時じゃない!
一度の操作で複数の処理が同時並行で完了!は魅力ですが、
期待過多です(笑)。
ちょっとだけ期待のハードルを下げてみることがおすすめです。
効果や魅力はそれほど下がらないはずです。
バラバラで加工 一石二鳥、三鳥?
「一石二鳥」や「一石三鳥」ということばに目ざといです(笑)。
「一石N鳥」、N≧2ならば、とりあえず注目です。
たとえば、会計データの利用にも当てはまります。
会計データを決算書や税務申告書の作成のためだけに、
申告期日間際に利用するだけでは残念です。
決算直前や申告期だけでなく、期中でも会計データを利用できます。
魅力はありますが、一手詰めで得られるものではないので
留意が必要です。
バラバラで加工 目的に応じた利用が魅力
会計データの利用では、
- 売上の分析
- 経費の管理
- キャッシュ・フロー、資金繰りの管理
- 納税予測
- 経営計画の作成 etc
といった切り口があります。
会計データは会計ソフトに単一に一元化されてはいても、
加工・編集はExcelなどで複数・多元的に展開できます。
データの利用では、
- 会計ソフトに期待しすぎない
- 期待する成果をはっきりさせておく
といった点で留意することになります。
たとえば、売上の分析。
分析の切り口は、
- 製品・サービス別
- 販売チャネル別
- 製品・サービスの構成割合
- 移動年計の利用 etc
と複数あり、力点は事業者ごとに分かれます。
会計ソフトだけに頼るよりもExcelなどを利用すると、
会計データを柔軟に編集・加工できます。
納税の予測では、所得税・法人税は所得(利益)が根拠となりますが、
消費税では計算の仕組みが異なります。
税務申告書の作成であれば、税務申告ソフトの出番ですが、
期中の予測段階であれば、Excelなどの利用がおすすめです。
会計データの利用は外部に公表が目的ではありません。
経営者の判断次第で目的を設定できる点も魅力になります。
バラバラで加工 元データの土台は?
会計データの利用には魅力があります。
目的ごとの加工や編集も柔軟な取り扱いの一面であり、
マイナスとは言えません。
他方、編集・加工の土台となる会計データに対しては
厳しい視線が注がれます。
未処理・誤処理、遅延がある会計データを加工・編集しても、
判断の根拠には不適切です。
「虻蜂取らず」や「二兎を追う者一兎も得ず」になります(笑)。
会計データは期中でも有効に利用できます。
ただし、利用できるだけの裏付けが欠かせません。
会計データを利用できる処理への見直しがおすすめとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中にみかけたコスモスです。
2024年(令和6年)9月は残暑というより猛暑続きで、
コスモスの季節とちょっと噛み合っていない印象です。
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