不安を見える化するためには専門知識が必要です!
相続税は相続問題の一つです!
不安はぼんやりしてとらえられないからこそ困ります。
見える化で正体を明らかにしていく必要がありますが、
準備が必要になります。
相続の不安 不安になる理由
「税金」と「不安」は長らく連れ添ってます。
税理士の仕事は、税金に関わる不安を減らしていくことともいえます。
事業・経営は不安やトラブルの塊ともいえますが、
- 記帳を含めた経理の効率化
- 経営の業績や状態を示す決算書の作成と利用
- 義務ではあるが税負担を左右する選択の余地もある税務申告
と不安の対象を分割していくことで前向きな対策もとることがができます。
所得税・法人税・消費税いずれも上記の対策の対象です。
相続税も申告・納税制度の税目です。
財産の評価や分割次第で税負担が異なるという面で不安があり、
税理士が協力できる余地があります。
一方で、「相続」の問題は税金の問題だけではありません。
- 相続人間での人間関係
- 相続人ごとの相続財産
- 相続財産の取り扱い etc
税金の問題は「相続」の問題の一つです。
基礎控除や配偶者の税額軽減措置などの利用や分割次第では、
税負担がごくわずかということもありあす。
だからといって、専門知識が不要ということはありません。
むしろ「相続」という対象範囲の広さに対応するためには、
専門家のサポートがおすすめとなります。
相続の不安 唯一の専門家はいるか?
生前からの相続対策がおすすめです!、は専門家の常套句です。
私もブログでおすすめしています(笑)。
一方で、近い将来に相続を予定されている方にとっては、
- 誰に相談したらいいのか?
- どんな専門家がいるのか?
といった点が不安になります。
事業をされていている方であれば、税理士が身近な専門家です。
相続問題の全てが解決できるわけではありませんが、
問題の交通整理が進められます。
相続問題の解決には税理士以外にも下記の専門家が関わります。
- 弁護士
- 公証人
- 司法書士
- 行政書士
- 宅地建物取引士
- ファイナンシャル・プランナー
予想以上に多くの専門家との関わりが想定されます。
私は税理士なので登記の手続きや遺言書の作成は行っていません。
ただし、そうした手続きや対応の知識を得るようにはしています。
相続問題を唯一の専門家で取り扱いきれないからこそ、
- 問題の切り分けと専門家の対応が必要
と考えているからです。
相続問題の混沌とした不安は知識不足や誤解の影響もあるので、
問題の切り分けに知識が不可欠となるわけです。
相続の不安 問題の分割と時間の余裕
生前からの相続対策がおすすめです!、に対してことばを補うと、
- 誰にとって
- どんな問題があると考えられており、
- どのような解決を期待しているか?
といった問題の分割や把握に時間を要することがあります。
問題が見える化されたからといっても、解決したわけではありません。
前述の専門家によるアドバイスがベストの対策かどうかも
検討の対象となります。
相続は税金も含めて問題が多岐に渡ります。
問題の見える化にも一筋縄ではいかない知識や経験が必要ですが、
相続人にとって折り合いのつく解決は別途検討対象です。
生前からの相続対策がおすすめです!、は伊達ではありません。
蛇足
アイキャッチ画像は事務所近くで撮影しました。
紅葉が始まってくると、空が高く感じられます。
見通しが良くなりますね。
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