税理士試験の後の不安はちょっとだけ確認しておく
ちょっとだけ確認がキモです。
試験後の不安 不安を抱えると勢いが削がれる
8月になると税理士試験では、「超」直前期です。
真夏の暑さと試験のプレッシャーで疲れもたまる時期です。
一年に一度しかない試験での合格を狙うプレッシャーもありますが、
試験の後の不安も感じやすい時期です。
試験直前は、「合格だけを考えて勉強しよう」と言われますが、
集中力が増しているときだからこそ、将来の想定もしてしまいます。
皮肉ですが、試験直前期だからこそ将来の不安を考えてしまうものです。
将来の不安を考えないようにするということよりも、
不安との折り合いの付け方を考える方が現実的です。
もやもやした不安を抱え続けると、試験直前で大切な勢いが削がれます。
試験後の不安 不安の正体を見える化
私には税理士試験後の不安は以下のようなものがありました。
(合格した年の不安です)
■転職
受験していたときは税務会計業界以外の仕事をしていました。
試験の合否がわかってから就職活動に本腰を入れる予定でした。
求職活動はハローワーク、求人のウェブサイト、税理士会などを
想定していました。
(最終的には北陸税理士会会報に求人広告を掲載していただきました)
■実務経験
前述の通り、税理士事務所での経験が乏しかったので
転職に際しての大きな不安でした。
試験では選択していなかった税法科目の不安もありました。
この点については大原や TAC の実務講座を利用することを
想定しました。
税理士になってみると、予想以上にセミナーが開催されています。
税理士会でも研修がリアル ・ウェブで行われています。
■不合格
税理士になることを諦めるつもりはありませんでした。
そうは言っても仕事と並行しつつの受験環境でした。
当時の仕事(通信会社勤務)を続けるかどうかに加えて、
預貯金と生活の支出を確認していました。
(ざっくりでも家計簿は大切ですね(笑))
何を・どの程度不安と感じるかは人それぞれです。
私の試験直前期の不安も年毎に変化していました。
(通信業界がいいかな?、と思っていたときもあります)
試験直前期では、不安の具体的な解決策や行動よりも
何を・どの程度不安と感じているかを確認するだけです。
不安の具体的な解決策や行動は先送り・棚上げします。
試験後の不安 見える化した後は先送り・棚上げ
課題の先送りや棚上げは、マイナスの印象です。
先送りや棚上げがマイナスの印象とされる理由は、
課題から逃避しているためです。
課題が複数あって、優先順位がはっきりしているならば、
課題の先送りや棚上げは選択の一つとなります。
不安を漠然としたまま放置してしまうと、
試験直前の勢いが削がれます。
不安確認して、見える化しつつ先送り・棚上げすることで
今に集中できます。
試験直前は、先送りや棚上げといった普段はマイナスの印象も
プラスの活用がありです。
蛇足
試験直後にやっておいた方が良いことについては、
下記をご参照ください。
税理士試験終了後にやること 3選
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