税理士が税理士試験を気にする理由 試行錯誤はどこまでも続きます
野次馬根性だけではないわけです。
これもまた本音(笑)。
気になる税理士試験 何年経っても気になる試験発表日
2020年(令和2年)は例外や特例の年でした。
と言いつつも、税理士試験の結果は予定通り発表されました。
合否の結果により人生の方向が変わった方も多いかもしれません。
税理士試験の発表は、税理士になってからも気になります。
受験していないのになぜ?、と思われるかもしれません。
税理士試験の受験産業に関わっていれば、関心が高くとも納得です。
そうではなく、直接の合否に関係がなくとも試験の動向は気になります。
できるハズのことをやっていないのではないかと、不安になるからです。
気になる税理士試験 試験が気になる理由
税理士がどうして試験を気にするのか?
理由はいくつかあります。
・自分が合格した時と比べて、どう変化しているのか
(受験者や合格者数)
・自分の所属している地方で、どれくらい合格者がいるのか
こういった感心は、野次馬的かもしれません(笑)。
それとは別に、先行した元受験者として気がかりな点があります。
比較的スムーズに合格された方も、そうでない方も試験合格までは試行錯誤の連続です。
試行錯誤どころか、悪戦苦闘・苦悶の連続だった方も少なくないはずです。
仕事でそういった経験をした場合、そうした蓄積は自身の裏付けになります。
また、経験は実際に仕事で活かされます。
これに対して、受験での経験の蓄積はほとんどが死蔵されます。
試験から遠ざかれば徐々に忘れる試行錯誤ですが、少々残念な結果です。
自分の受験時代の試行錯誤は、何かしら伝えておきたいという想いはあります。
税理士試験の結果発表は、そうした想いのトリガーといえます。
気になる税理士試験 課題は先行者の試行錯誤にある
税理士試験は難易度の割に出題範囲は限定的です。
会計と税法しかありません。
税理士として活動しようとすると、課題は無限に出てきます。
たとえば、以下は取り組むべき課題になります。
・融資
・資金繰り
・人事や労務の処理
・広告宣伝
・契約の処理
・ IT 関連
・ コミュニケーション
・文書作成
・説明能力
こういった課題が、いきなり解決できるわけもありません。
また、人によっては課題になるかどうかさえ異なります。
とはいえ、自分が取り組んできた課題を同じ資格を目指す方には伝えたいという想いがあります。
私も先行されている方のブログや本などをよく読んでいます。
どう終わらせるというよりも、次から次への課題と試行錯誤を知っておきたいからです。
蛇足
税理士会に所属していると、メールで会員の訃報連絡が届きます。
90代で亡くなられる会員の方もいらっしゃいます。
先は長いなー、と実感します。
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