カッターの使い方
昔を思い出してです。
1カッター 普段の使用
2カッター 使用上の留意点
3カッター 万能がない
カッター 普段の使用
カッター(ナイフ)はありふれた日常の小道具です。
私は購入した本の帯が秀逸なデザインだったり、その本の内容をよく表現しているものだった場合にカットして本自体に貼り付けて保存するときにカッターを使用します。
ハサミで切るよりも、繊細にサイズを調整して切ることができるのでカッターは重宝します。
梱包されているものもカッターを使う方がハサミより安全に開封できるので便利です。
カッター 使用上の留意点
年末ともなると色々な整理をすることもあり、カッターの登場機会も多くなりますが、いくつか留意点もあります。
まず刃の状態。
サビているものやノリなどが付着しているものは、刃を交換しましょう。
カッターの利点の一つは、力をかけないで対象が切れることです。
理想的には、切る対象にカッターの刃を置いて、刃でうっすら線を引くようにして切ることです。
無用な力をかけることでケガにもつながります。
なお刃は高級なものである必要はありません。あくまで状態を見るべきです。
次に刃の選択です。
切る対象が厚みのない物なら刃も薄い物を使うべきですし、厚みのある物なら厚めの刃を使います。
薄い対象を厚い刃で切ると断面がほつれたり、最悪断面以外まで破れます。
また、厚い対象を薄い刃で切ろうとすると、何度も刃を入れることで仕上がりが悪くなります。
カッターの刃を引くときに定規などを添えることもありますが、長尺のものを使うときにはおもりを用いることをおすすめします。
切る際にカッター・切る対象・定規などと注意が散漫になり、切るという作業そのものに集中できません。
おもりで切るものと定規などを固定しておくと、切るときに慌てることがなくなります。
カッターの刃は縦に、自分に向かって引きます。
自分に向かって刃を動かすことで視線が一定して、かつカッターを保持している腕の脇が閉じて安定します。
カッターの刃を自分と平行にして切ろうとすると、カッターの刃を追う視線や腕が不安定になり、切断面が乱れます。
視線を縦に安定化させ、カッターを保持する腕の脇を閉じるようにしておきます。
カッター 万能がない
なんだか少々マニアックな内容になりました。
かつて測量会社で図面を整理した際に、樹脂製の図面を大量に切ることがありました。
(対象は1㎡以上の樹脂製の図面で、厚みも2種類あり、枚数は数百枚でした)
おかげでカッターの取り扱いそのものを丁寧にするようになりました。
より印象に残ったのは、万能のカッターが無いという事実でした。
切る対象の厚みによって違う刃(カッター)を使わないと、期待通りの結果にはなりませんでした。
優れた道具や便利な道具はありますが、適切な使い方をしているかを考えるきっかけは案外少ないかもしれません。
蛇足
自分が不器用だということもあらためてわかりました・・・
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