会計業務はツールで効率化できるか?
ツールの役割と利用側の理解を要チェック!
年末年始や年度の変わり目は危険な時期です。
「なにかやらなきゃいけない!」という切迫感が強まり、
うっかり勇み足になりがちです。
業務の効率化に欠かせないツールにも当てはまります。

買う前に 年末年始にありがち?
年末年始にありがちなことですが、
- 今年の反省
- 新年の目標設定
といったことに向き合う機会があります。
私も他所様の事は言えません。色々考えています。
仕事の進め方、改善・見直し・効率化を考えていると、
- 新しいツールを買う、買い替える、買い足す
といった発想もでてきます。
年末年始のセールがあると、つい買ってしまいがち(笑)
だったりします。
問題は購入後、期待通りの効果があるかということです。
買う前に ツールの運用と限界
会計業務の効率化の定番ツールは「会計ソフト」です。
価格や機能の違いがあり、選択には悩ましい対象かもしれません。
操作性やインターフェースの違いも効率化に関連するので、
選択の際には確認がおすすめです。
他方、とりあえず会計ソフトは導入してみたものの、
買い替えを検討される方も少なくありません。
導入した会計ソフトが会計業務の効率化につながっていない
という場合には見直しが必要です。
ただし、会計ソフトの買い替えの際には、
- 具体的な支障
- 改善したい操作や機能
といった事項を言語化しておくことが必要です。
なんとなく上手くいかないからツールを買い替えようか?
といった見方は問題の先送りでしかありません。
うっかりすると、時間もお金も失います。
買う前に ツールの役割と利用側の理解
ツール、道具には利用する目的があります。
会計ソフトであれば会計業務の効率化です。
会計ソフトの利用では、
- 「仕訳」入力・修正
- 集計や転記の効率化
- 会計と並行して消費税の処理
- 会計データを利用しての経営管理
といった会計処理や作業を効率化できます。
一方、会計処理や所得税・法人税・消費税に関連した判断は
会計ソフトを運用する側の役割となります。
会計処理や作業でのつまづきは会計ソフトだけの問題ではなく、
税理士のサポートが必要な可能性が強いかもしれません。
ツールの買い替えや買い増しで業務の心機一転は魅力ですが、
- ツールの役割
- 取り組む課題の仕組み
といったことの理解が購入前に要チェックです。
税理士のサポート次第で既存のツールが十分役立つかもしれません。
蛇足
アイキャッチ画像は散歩中に撮影したタンポポです。
とりたてて珍しくない花ですが、撮影場所は12月末の石川県。
日差しの中でのタンポポが見られる天候は貴重ですね。
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