e-Gov法令をMCPサーバーで検索・取得する!
試してみないと成果も課題もみえてこない!

課題の解決を目指すのであれば、塩漬け状態であっても、
放棄しないことがおすすめです。

思わぬところから新たな展開が始まります。

公表された成果やAIのアシストで一歩前進です。

成果は一つ一つ

成果を再現 忘れてはいなかったが…

期限がない課題は気楽といえば気楽ではあるものの、
何かとひっかかる対象です。

たとえば、「e-Gov法令検索」の効率的な運用。

税理士業に限らず、法律の根拠を確認することは大切です。

e-Gov法令検索サイトが利用できる点は悪くありませんが、
効率的とはいえないインターフェイスです。

AIやプログラミングでなんとかしたくなります。

思いつきが必ず結実するとはいえません。
 (行き詰まりが見えたらハッキリ方針転換!?)

とはいえ、もやもやした状態を抱え込んでおくことで、
新たな展開を逃さない感度は維持できます。

成果を再現 解説も依頼する

思わぬ展開はX(Twitter)にありました。

@keitaro_aigc氏が「e-Gov法令APIを使用して日本の法令情報を
検索・取得するmcpサーバー」を作りました、と投稿されました。

「法令MCPサーバー」の設定・利用方法が詳細に公開されており、
早速試してみることにしました。

しかし、参照先はちょっととっつきにくい内容でした(笑)。

自力で読み解くよりもAI「Manus(マナス)」に解説を委ねました。

成果を再現 法令MCPサーバーを設定・利用

MCP (Model Context Protocol) は、AIエージェント(Manusなど)が、
外部のデータにアクセスするための仕組みです。

今回はManusからe-Gov法令検索を利用することにしました。

■Manusでの設定

  1. 設定画面にアクセス
  2. 新しいMCPサーバーを追加
  3. 法令MCPサーバーの設定情報を入力・保存

設定は左下のアイコンより行います。

「コネクタ」より新しいMCPサーバーを追加。

あらかじめ用意されていた設定情報をJSON形式で貼り付け。

JSON形式で貼り付けた後は「インポート」で保存。

■法令MCPサーバーの利用

とくにMCPサーバーを意識せず、自然言語で質問する。

成果を再現 試してみないとみえてこない!

数カ月の時を経て、ようやくかつあっさり目標達成できた
といったところでした。

とはいえ、出力結果には「ハルシネーション」の疑いも…!?

Manusの出力結果では以下の通りだが…

e-Gov法令検索では下記の条文が確認できる。

安定した運用には、まだ課題がありそうです。

スッキリしませんが、試してみないと成果も課題もみえてきません。

とりあえず、それでも一歩前進です。

 

蛇足
Manusを利用してアプリやChromeの拡張機能を作成しています。
作成したアプリ「アイコンメーカーズ」でManusのキャンペーンに
応募したところ、10万クレジットをいただきました。

今後の試行錯誤に活かしていこうと思います。

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