税務相談は形式に合わせて予習・復習!
機会を逃さないセルフフォローがおすすめ

秋から冬は1年の締めくくりや確定申告の都合上、
税務相談が増えやすい時期です。

相談内容も多種多様・十人十色ではありますが、
相談の形式にも違いがあります。

相談者によるセルフフォローも大切です。

準備万端

相談とフォロー 相談会場は気軽?

秋から冬に税務相談の機会が多々あります。

2月から3月の確定申告の相談会場は毎年の定番ですが、
11月も「税を考える週間」といった機会での相談会があります。

税務相談は税金のとっつきにくさもさることながら、
税理士への依頼も億劫になりがちかもしれません。

公的かつ無料の相談会場の開設は気軽に利用可能できる
といった印象があるかもしれません。

相談とフォロー 予習と復習で密度を上げる!

相談会場での税務相談をすることは課題解決のきっかけになる
という点で有効な選択肢です。

とはいえ、相談者自身でのセルフフォローが必要です。

相談前後の「予習」と「復習」がおすすめです

まず、相談前の「予習」。

税理士目線では、相談者が何を相談したいか未整理の状況だと
本題に行き着くまでに時間を要します。

  • 相談する税目や内容
  • 事前の相談か、事後的な対応の相談か?
  • 当事者の期待や希望の整理
  • 関連資料の収集と整理

個人での税務申告といっても所得税・消費税・相続税・贈与税があり、
どれも厄介な論点があります。

いわゆる税務顧問のお客様であれば課題の整理から解決まで
フォローを継続することが出来ます。

他方、単発・短時間と制約のある相談会場での応対では、
相談者による相談後のセルフフォローが欠かせません。

いわば「復習」が必要となります。

相談は課題の解決のきっかけにはなりますが、一挙に解決できる
とは必ずしも言えません

  • 追加で資料やデータを収集
  • 複数の選択肢を検討、取捨選択
  • 税務申告等の対応 etc

相談により当事者だけでの解決が困難と判断する可能性もあります。

税理士を含めた専門家への依頼もセルフフォローとなります。

相談とフォロー 相談後の対応と時間もお忘れなく!

確定申告期の相談会場は「相談」という文言はあるものの、
相談より申告手続きが中心です。

「相談」には課題の洗い出しから当事者の意向を踏まえて
選択肢の検討、実行といった前後の展開があります。

課題の解決のきっかけとして相談会場を利用することは
選択肢ではありますが、「予習」・「復習」がおすすめです。

「復習」、相談後の対応に必要な手続きや時間を過少に見積もると
想定外の負担に感じることがあります

公的な相談会を待たずに税務相談を税理士に依頼することは
時間の利用という点では有効な選択肢となります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は実家町内の秋祭りの光景です。
町内にある薬師堂が秋祭りの時だけ開帳されます。
中にはちょっと大きめの絵馬も掲げられていました。

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■林友範税理士事務所

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