リモートワークのスキルが廃れるという誤解
これからの税務調査がDXへ!

「コロナ禍」という時代や表現は過去の遺物になっても、
取り組みが廃れるかどうかは別の問題です。

「リモートワーク」を一時的な勤務形態でしかない
ととらえていると誤解が増えそうです。

これから本格化するやりとりがあります。

これから本格化 成果だけど廃れていく…?

2020年(令和2年)以降の「コロナ禍」は歴史に残る期間でした。

文字通りの意味での世界的な移動や交流の急停止となり、
リアルからオンラインでのやりとりが必要になりました。

「リモートワーク」はコロナ感染対策と働き方改革が重なり、
仕事の進め方の再考につながったわけです。

オンライン会議やペーパーレス化、ハンコ使用の見直し等々、
採用もあれば不採用を峻別する機会となりました。

他方、コロナ感染症が「5類」に移行して平常段階となると、
リモートワークの廃止も出始めました。

声と態度の大きさだけでとらえると、リモートワークのスキルが
成果というより廃れていく印象です。

視線をこれからの方向に向けてみると誤解とわかります。

これから本格化 税務調査のオンライン化

コロナ禍やリモートワークと同時期に注目された試みに
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」があります。

こちらも2025年(令和7年)にはすっかり見かけなくなりました(笑)。

とはいえ、国税庁では「税務調査」においてDXを本格化していく
ということが示されています。
 (「国税庁 オンラインツールの利用」で検索)

税務調査でのオンラインツールとして、下記の利用が想定されています。

  • メール
  • Web会議システム(Microsoft Teams)
  • オンラインストレージ(PrimeDrive)

オンラインでの税務調査は当初は大規模法人が対象です。

利用が想定されているツールは普段利用していないかもしれません。

一方で、オンラインでの調査や対応がこれから本格化する
という点は明確になっています。

これから本格化 戻らないことに注意!

リモートワーク、オンラインでの手続きや処理や決済は
コロナ禍とは無関係に今後も強まります。

電子申告(e-Tax)や銀行のインターネットバンキングなどの
行政や仕事上でのやりとりとは限りません。

仕事や家族の事情で離れて生活、二拠点生活などでも
オンラインでのリモートワークのスキルが役立ちます。

リアル・対面だけのの世界に戻らないことに注意が必要です

 

蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した「ミソハギ」です。
炎天下の水辺で咲いていました。
水温が高いためか、水辺も藻(も)で覆われていました。

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