税理士会の役員を引き受けた理由とは?
メリハリも折り合いもつけていく!
面倒ですが、おいしい利権があるからです!
というわけではありません(笑)。
独立独歩の税理士業でも折り合いをつける面があります。

アボカドを器に
支部の役員 新聞に出とったよ
石川県加賀地方というローカルエリアで税理士業を営んでいると、
「税理士会」の役員に就く機会が増えます。
北陸地方(石川県・富山県・福井県)の税理士は「北陸税理士会」と
各税務署管内の「支部」に所属しています。
支部と一口に言っても、数百人の税理士が所属している支部もあれば、
数十人の税理士の支部もあります。
どの支部も組織の役員の構成に大きな違いはないので、
規模が大きくない支部だと役員に就く可能性が高くなります。
2021年(令和3年)から私も役員の一人に就いていましたが、
2025年も役割が代わったものの残留となりました。
(デジタル・システム部から中小企業支援対策部へ)
役員の就任(残留)の件は地方新聞にもちょこっと掲載され、
「新聞に出とったよ」と知人から声をかけられました。
7月は役員の交代の時期です。
支部の役員 税理士という括り
支部の役員になると何か利権やメリットあるのかも!?
と当初ちょっと期待しました(笑)。
残念ながら、利権がないという現実が判明しました。
会議の参加への見返りや予算の執行でウハウハなわけはなく、
懇親会は自腹、優良顧客の斡旋は無しです(笑)。
利権よりもむしろ、「税理士」としての役割が期待される
場面や活動との関わりを実感することになりました。
私の事務所としての仕事というよりも、
- 確定申告などの相談会
- 小中学校などでの租税教室
- 令和6年度能登半島地震での税務支援
といった「税理士」として括られる業務があります。
自治体や商工会や学校などと連携しての「税理士」として
担う役割があります。
支部の役員に限らず従事する公的な業務ではあるものの、
ナカノヒトだからこそ関わりは深まります。
支部の役員 メリハリも折り合いも!
税理士業には税相談や税務申告作成があります。
本来は「〇〇税理士事務所」で引き受ける業務です。
他方、「税理士」として引き受ける・括られる業務もあります。
税理士会・支部での活動や役員は利権とは逆に(笑)、
「税理士」としての公的な側面が強調されます。
私が提供している税理士業務は、
- 林友範税理士事務所
- 税理士会・支部の「税理士」
としての役割やサービスがそれぞれにあります。
営利かつ個別の問題に協働で取り組んでいくサービスは
一括りでの「税理士」では置き換えられません。
サービスの性質や役割の違いのメリハリも折り合いもつける
といった接点として支部の役員に就く理由となります。
蛇足
アイキャッチ画像は役員引き継ぎの懇親会でいただいた
アボガトを器にした料理(小六庵 石川県小松市)です。
巨大な種はなく(笑)、白身魚が盛られていました。
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