会計ソフトは一段高い目線で選択する!?
性能・機能・コストだけが基準じゃない!?
「デザイン」でしょ!?と言いたいかもしれませんが、
慌てずに(笑)。
仕事の効率化やコストと関連するツールの選択は
無視できない関心事です。
他方、選択には目線の高さも影響します。

収穫を期待する目線
高い目線 性能・機能・コストだけじゃなく!?
税理士業、税務会計業務は多大な設備投資が必要ではありませんが、
継続性や効率性を維持するためには各種ツールが必要です。
たとえば、会計ソフト。
取引データを複式簿記のルールに従って入力することで、
各種の帳簿から決算書が作成できます。
取引データには消費税のデータも含まれていることもあり、
消費税の申告書作成にも関連します。
幸か不幸か、政府が認めている唯一の会計ソフトは無く、
複数のソフトから選択することになります。
会計ソフトといってもツールの一つではあるので、
性能・機能・コストを比較して検討します。
デザイン、インターフェイスも検討の対象です(笑)。
使いにくい、パッとしないソフトでは使う気も失せます。
とはいえ、性能・機能・コスト・デザインだけが選考基準
というとらえ方は誤解があります。
高い目線 変化も要求も外部から!?
良くも悪くも会計ソフトは複数のベンダーにより提供されています。
性能や機能は似通っていても、大きく仕様が異なる面もあります。
たとえば、クラウド型の会計ソフト。
銀行口座のデータを始めとして、給与計算ソフトなどとの連携
といった複数のバックオフィス業務をつなげるソフトもあります。
会計ソフトのみをパソコンにインストールするタイプとは異なり、
関連する業務を含めての効率化が魅力です。
反面、ベンダーによる料金やサービスの改定があると、
影響はコストにも業務の効率性にも及びます。
使う側の思惑とは別にして、変化や要求が外部で発生することで、
追加の対応を検討することもあります。
高い目線 特定のツールや環境にとらわれない!
業務を効率的に運営する上で各種のツールを利用することになります。
自社都合、自己本位で比較・検討の上での選択が優先ですが、
変更や再検討を迫られる可能性もあります。
値下げ交渉に期待しても時間の浪費です(笑)。
一段高い目線での検討がおすすめです。
会計ソフトの選択であれば、
- 複式簿記が運用できるか?
- 会計データ以外に連携するデータはどれだけか?
- AI-OCRやExcelを利用してのインポートは検討したか? etc
といった検討や確認をすることもできます。
特定のツールや特定の環境だけがベストの選択とは限りません。
選択の目線を一段高くすることで柔軟なとらえ方ができます。
会計ソフトを含めた選択であれば、税理士のサポートが有効になります。
特定のツールや環境にとらわれない選択も出てきます。
蛇足
アイキャッチ画像はナスビの花です。
実家の家庭菜園ではナスビの花が咲いていました。
2025年(令和7年)の夏は長くなりそうなので、
夏野菜の収穫に期待したいですね。
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