経費の計上漏れの原因とは?
会計処理改善のポイントがみつかる!

事業の税金では経費は見逃せない対象です。

一方で、計上漏れや後で気づくことはよくあります。

申告直前でのもたつきや申告後に冷汗をかかない
といった対策もしておきたいですね。

栄養バランスも漏れなく

経費の漏れ 慌てる、冷汗、再計算!?

個人でも法人でも事業経営には決算・申告納税があります。

所得税・法人税・消費税には申告にも納税にも期限があるので、
期限直前にはピリピリと神経が張り詰めます。

そうした状況で資料がそろわない、確認が遅れると、
狂気や殺気、絶望がないまぜになったりします(笑)。

そんな期限をなんとか乗り切ると安堵感は大きいわけですが、
ミスや未処理が発覚すると冷汗が…(笑)。

経費の計上漏れ一つをとっても、利益・所得が変動するので、
決算書・申告書の再処理となります

  • 売上-経費=利益≒所得
  • 所得✕税率=所得税・法人税

計上漏れをあらかじめ予防する、処理後に確認する必要があります。

経費の漏れ 計上ミスの原因や背景とは?

事業での取引で毎月の支払いがルーティン化している経費は
銀行口座からの支払いで確認しやすいはずです。

請求書と口座のデータを突き合わせれば確認できます。

とはいえ、複数の銀行口座を利用している場合には
利用の少ない口座の確認が忘れがちになります。

個人事業で事業とプライベートで同じ口座を利用していると、
経費分の支出の補足が漏れる可能性があります

支払いが銀行口座であっても、クレジットカードでの決済では
12月の決済データが1月・2月に反映されます

個人事業ではクレジットカードで事業とプライベートを併用
といったケースもあるので留意が必要です。

データの確認漏れ以外では計上の対象を誤解していることもあります。

経費は支出したタイミング、現金主義で計上ではなく、
発生主義で取引事実に基づいて計上します

経費の漏れ タイムリーな処理が安全策

個人事業では、1年間の会計処理を2月から3月にまとめて行なう
ということはよくあります。

経営者自らではなく、税理士に「年一」での関与を依頼する
といった選択もあります。

まとめて・年一での処理では短期間に会計と税務の処理だけでなく、
納税の準備を行なうのでピリピリとした時期です。

経費は計上漏れの確認も大切ですが、控除との区別も必要です。
 (経費と控除の見分け方とは?)

経費の計上では、どの勘定科目を使うかといった問題もありますが、
計上の漏れを防ぐことが優先です。

タイムリーな会計処理が最善の対策となります。

タイムリーな会計処理が経費の経費の漏れ対策の後知恵
と感じるのであれば、改善のポイントとなります。

経費の計上漏れを防ぐ効率化は処理の効率化だけでなく、
税負担の面でもプラスになります

 

蛇足
アイキャッチ画像はオートミールに卵とミックスナッツ。
手軽な昼食ですが、栄養バランスは悪くありません。
サイフ事情にもやさしめです(笑)。

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