税理士試験で時間を伸ばす
もちろん合法的にです。
試験時間を伸ばす 粘るときを間違えない
2020年(令和2年)はコロナ禍・豪雨災害とトラブルが続いています。
とはいっても、税理士試験は実施されます。
試験の悩みは多々ありますが、税理士試験の定番の悩みは、時間不足です。
A 4サイズで20 ページ以上の出題内容を読みつつ、厄介な問題を解かなければなりません。
精度の高い瞬発力のある判断力と正確性が必要になります。
いくら勉強して、集中力を高めても時間が足りません。
試験あるあるですが、試験官の止めの合図があってもまだ解答しようという受験者もいます。
気持ちは分かりますが、余分なトラブルの元です。
試験合格のために粘りや執念は必要ですが、粘るときを間違えてはいけません。
粘るときが正しければ、より合理的な試験時間の伸ばし方があります。
試験時間を伸ばす 答案用紙が配られたら開始
税理士試験では、試験開始15分前に着席する必要があります。
受験者が着席すると、答案用紙が配られます。
その後、受験番号を記載して、試験開始を待つわけです。
通常、受験番号を答案用紙に記入後は重苦しい沈黙の中、試験開始の合図を待ちます。
ペンを持つことも、電卓を打つこともできないので、大人しくしているわけです。
緊張と不安のあまり、早々とあきらめの心境に陥りかねない状況です。
平静を保つために精神統一を試みる受験者も多いかもしれません。
が、しかし、呑気に精神統一などにふけってはいけません。
答案用紙が配られたときから、事実上の試験開始です。
答案用紙に受験番号を記入しつつ、解答欄の構成を確認します。
たとえば、簿記論の場合。
例年、大問が三つ出題されます。
第三問は、決算処理の問題なので、答案用紙から多くの情報を得ることは可能性として高くありません。
(それでも、答練や模試をもとに出題形式を探れます)
しかし、第一問・第二問は個別問題の出題が多く、答案用紙からだけでも問題が予想可能です。
仕訳を記入させる問題か、金額のみ答えさせる問題か、本支店会計や連結会計のような構造論点かといったことが読み取れます。
また、仕訳の問題では連続した処理を問う問題か、類似した処理を比較させる問題かなど想定できることもあります。
試験時間中には、問題の読解・計算・記入という処理の時間もありますが、何より重要な時間は判断することです。
出題を想定していることで、問題をどのように解くかという判断に使える時間が伸ばせます。
試験時間を伸ばす 祈るな 時間が潰れる
答案用紙が配られた時点で、出題される問題を想定するためには、勉強の蓄積が必要です。
言い換えれば、試験までに勉強しておかなければ、試験開始直前の答案を配られた段階での出題の想定はできません。
勉強の蓄積無く答案用紙に向き合うと、何らの情報を読み取ることもできず、答案用紙もアタマも真っ白です。
長期間の学習に加えて、直前期の追い込みや仕上げの勉強は重要です。
試験開始直前の状況という時間ですら、自分の試験時間に加えることができるようになります。
直前期にお祈りしてはいけません。
時間が潰れます。
不安の払拭も、時間の活用も、直前期に勉強するからこそ達成できます。
蛇足
試験直前の不安なときは、勉強≒睡眠>>>>お祈りです。
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