時間をつくる 仕事をしながら資格取得するなら決めておくこと
時間は黙って過ぎていきます。
時間をつくる ノウハウ・技法は自分の都合でアレンジ
書店でビジネス書のコーナーをみると、必ず並んでいるのが時間管理がテーマの本や雑誌です。
日々の業務での効率化やワークライフバランスを扱った内容が目立ちます。
仕事とは直接関連しないけれど、仕事と並行しつつ資格取得を目指す方の時間管理も定番のテーマです。
生活を維持する仕事をしながら勉強をするので、時間を有効に使うノウハウや技術は当事者には貴重です。
通勤時間を使う、手帳でスケジュール管理をする、締め切りを明確にして集中する、アウトプットを優先する、etc
(こちらもご参考に、管理ツール 受験時代に使いたかったトレロ)
提案されているノウハウや技法は、参考にできるものが多々あります。
私も税理士受験時代は、気になるノウハウを試したりしていました。
ビジネス書で提案されている方法をアレンジして、自分に必要な方法を模索していました。
ノウハウや技法は、直近の仕事と試験を両立させる上では有効です。
とはいえ、正当な過程を経て成果があがればよいので、方法論に拘泥する必要はありません。
見失いがちなのは、「いつのため」の時間をつくるかという視点です。
時間をつくる いつのための時間か
時間管理のノウハウは、直近の仕事と試験の両立を目指す手段です。
技術的な手段や方法論の問題です。
仕事と勉強の心理的なジレンマが生じるのは、現在の仕事と現在の試験勉強(+将来の仕事)の間です。
現在の仕事に充足していて将来もその仕事を継続する場合や、資格取得も職場からの指示で目指すなら、仕事と勉強でのジレンマはありません。
仕事が多忙で時間が無い、職場や同僚に知られずに勉強を続けたいという悩みは、現在の職場や仕事よりも将来(理想)の仕事を重視するから生まれるジレンマです。
言い換えれば、現状を維持しつつ、現状と異なる将来(理想)を希望しているから葛藤するわけです。
資格を取得して、現状とは異なる仕事をしていく意思があるなら葛藤は起こりません。
時間をつくるという問題を、「いつのため」の時間かとことばを補う必要があります。
見方を変えれば、現状の仕事と将来の仕事への勉強という葛藤を解消するのは、当事者の意思のみです。
時間をつくる 現状をあっさり否定する
仕事と勉強の両立の葛藤で、最も避けたいのは現状逃避からの逃げ口上としての勉強です。
仕事や職場での問題を棚上げして、試験勉強に時間をつくっても、成果が資格取得に留まるだけです。
私は税理士受験中は、仕事や職場とは心理的に距離をおいていました。
(能力はともかく、テキトーにやっていたわけではありません)
将来税理士として仕事をしていく、独立した専門家で仕事をするという考え方でした。
無資格でロクな経験も無かったのですが、受験中の現状をあっさりと否定していました。
心理的な葛藤をさっさと取り除くことで、時間をつくっていたわけです。
蛇足
現状をあっさり否定して将来重視だったので、転職回数は多くなりました(笑)。
お金が無くてシンドイ>>>>>>>無駄な我慢、です。
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