税理士は保護されているッッッ!? 36時間研修は「義務」か?
タブー中のタブーに触れちまいました。
保護されている 毎年恒例の通知
毎年3月の下旬になると北陸税理士会よりメールが届きます。
確定申告の慰労や相談会参加の労いのおたよりではありません。
年36時間研修の催促です(笑)。
税理士には毎年36時間以上研修を受ける義務があります。
とはいえ、未達成であっても明確な罰則がないので
事実上努力義務という印象です。
対象となっている研修がなんでもかんでもOKではなく、
税理士会が主催している研修や認定された研修といった
制約があります。
私は北陸(石川県)在住なのでウェブでの「マルチメディア研修」
による研修受講が中心です。
保護されている 学習=ネタ・タネ
税理士志望者や業界外の方から研修義務をとらえると、
「死ぬまで勉強か?」と言われそうです。
同業者でも言うかもしれません(笑)。
私は40代前半(2022年3月)と業界内では「若手」なので
学ぶ対象に不自由しません。
(余談ですが、地方では60歳未満の税理士は若手です(笑))
個別の事情を無視した場合でも今年度では、
- 税制改正(法人税・所得税etc)
- 電子帳簿保存法改正
- 消費税のインボイス制度導入と登録
とキャッチアップするためだけでも研修内容が盛りだくさんです。
研修といっても上記の研修内容であれば、
- 税務相談のネタ
- メシのタネ
となります。
金銭欲と物欲が人並みであれば、研修は「義務」ではなく
「権利」といえます。
税理士会が会員(税理士)に研修義務達成を促すのは、
業界の質的向上を意図しているとはいえ、過保護かもしれません。
保護されている アウトプットへ虎視眈々
税理士に研修義務があることや税理士会からの催促がある一方で、
研修にはレポート提出や試験はありません。
この点は現実的な対応といえます。
研修義務が仕事とつながっていることが前提ならば、
- アウトプットはお仕事で発揮!
となるからです。
研修義務やそれにともなう税理士会からの催促だけをみると
税理士は保護されている印象です。
その一方で、研修義務が
- 未達成でも罰則がない
- 研修受講の確認が厳しくない
といったことにはドライな割り切りも垣間見えます。
アウトプットまで虎視眈々(こしたんたん)と準備するのみです。
蛇足
税理士会の研修サイトは支部ごとで仕様やコンテンツが
異なっているんでしょうか?
私の所属している北陸税理士会のサイトでは速聴機能がないので
Google Chrome の拡張機能「Video Speed Controller」を使っています。
(ウェブ研修をGoogle Chrome 拡張機能で効率化する Video Speed Controller)
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