特別じゃない税理士が特別なサービスを提供!?
特別なサービス提供条件とは?
税理士選びは大切です。
ただし、税理士だけをみていても選択には不充分です。
特別な税理士 一目置かれていなくとも
2023年(令和5年)、税理士は約8万人います。
ちょっとした地方都市の人口です。
年齢や男女比でも偏りがありますが、経験や知見でも偏りがあります。
そのためか、参考書籍の著者やセミナーの講師では、
- 消費税であれば、〇〇税理士
- 相続税であれば、□▲税理士 etc
といった棲み分けがみられます。
専門的な知見の上に経験を積み重ねているといったことから、
税理士からも一目置かれるわけです。
一方で、大多数の税理士が存在して、サービスを提供してます。
特別な税理士 期待される専門家とは?
税理士に限らず、専門家に必要な能力としては、
- 専門知識
- 処理能力
といった点は外せません。
税理士になるための税理士試験の内容をみれば、
この点は明らかです。
特別な頭の良さというよりは、
- 専門知識を使って、
- 的確に状況を判断して、
- 必要な処理を実行する
といった面での能力を要求しています。
また、税理士に登録すると、
- 年間36時間の研修義務
といった時代の変化を更新していくことも求められます。
以上は専門家としてならば準備しておく水準になります。
ただし、上記の準備だけでは受動的な印象です。
積極的・能動的にサービスを提供できるかどうかは、
個々の税理士の判断次第です。
- 特定の業種に特化
- オンライン対応に特化
- 事業承継に特化 etc
といった尖ったサービス提供をされている例もあります。
前述の税理士からも一目置かれる存在ともいえます。
他方で、一見尖っているようにみえなくとも
特別なサービスは提供できます。
たとえば、私(笑)。
お客様の意向に沿いつつも、現状の期待以上の提案をできるよう
応対しています。
機械的・無記名での業務とは距離を置いています。
特別な税理士 依頼の前に一呼吸
税理士業務は相続税などの単発での依頼を別にすると、
中長期でのお付き合いが続きます。
税理士選びでのミスマッチは不満を抱えることになります。
税理士に期待する業務内容や金額、付き合い方を
あらかじめ整理しておくことがおすすめです。
低額での記帳代行と申告書の作成を希望している方にとって、
- 経理処理の効率化
- 経営管理・分析
- 資金繰り etc
といった面での業務や提案はミスマッチとなります。
特別なサービスの提供の機会は身近にあるかもしれませんが、
必要性は依頼者側での判断が必要です。
どんなサービスを税理士に期待するかを整理してみると、
具体性が特別感につながるはずです。
蛇足
アイキャッチ画像は今年初物のナシです。
私が一人でナシをいただくときは皮ごといただきます。
効率性云々というより早く食べたいからです(笑)。
皮があるのでシャリっとした食感は乏しくなりますね。
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