拡張機能の利用はどこまで魅力か?
追加や削除以外も検討対象!?
拡張機能を「カスタマイズ」や「オプション」と表現すると
身近に感じられるかもしれません。
好みに応じた使い方や利用方法には魅力があります。
問題はどれだけ優先するか?といったところです。
機能の追加 お仕着せの税務会計ソフト
専門的な印象はありつつも、会計ソフトは広く使われています。
パソコンにインストールする型もあれば、クラウド型もありますが、
基本的な仕様は同じです。
- 複式簿記による処理
- 固定資産台帳もセット
- 消費税の処理を会計処理と並行
- 試算表や総勘定元帳、決算書を出力
入力・集計、転記の機能が備わっていれば成立します。
税務ソフトは主に税理士が使用して、申告書を作成します。
どちらのソフトも専門的な知識や理解が必要ではありますが、
ソフトは閉じた仕様が基本形といえます。
機能の追加 拡張機能・プラグイン・アドオン
会計ソフトや税務ソフトとは異なり、用途に応じて機能を追加していく
といったソフトもあります。
たとえば、このブログサイトを運営するためのWordPress。
「プラグイン」といった各種の機能を追加していく仕組みがあります。
もっと身近なところでは、ブラウザのGoogle Chrome。
こちらは「拡張機能」で機能を追加できます。
Googleスプレッドシートであれば「アドオン」も同様です。
用途や好みに応じて機能を追加できる魅力に変わりありません。
反面、こうした機能の追加にはデメリットもあります。
- 更新が確実に行われるか不確実
- 拡張機能が他の機能と干渉することも…
- 設定が複雑な機能もある
- 必ずしも期待する機能があるとは言えない etc
新たなソフトに魅力を感じても、拡張機能の取捨選択がハードル
といったこともあります。
たとえば、「Obsidian(オブシディアン)」。
メモアプリでありプラグインで機能を追加していける魅力がありそうですが、
新規の利用段階では試行錯誤が続きそうです。
機能の追加 魅力と限界・優先順位
定評のあるソフトを利用する際に、ガッツリ成果を期待しがちです。
せっかく・どうせならと、機能を盛り込みがちになります。
WordPressでもChromeでもコテコテに機能を追加して、
かえって動作が重くなったことがあります(笑)。
機能が追加できる仕組みがあっても、機能の削減も必要になります。
融通の利かない会計ソフトであれば、データをエクスポートして、
ExcelやGoogleスプレッドシートでの加工がおすすめとなります。
複式簿記・税務会計の理解やExcelの基本的な機能や関数は
機能の追加では補いきれません。
機能の追加は魅力ですが、限界や優先順位もあります。
蛇足
Obsidianは日本語では「黒曜石」です。
IT業界に古代が割り込んできたわけですね。
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