貸借対照表は翻訳しながら読んでいく!
勘定科目は意味と位置づけから再確認!
決算が確定すると決算書の完成となります。
1年間の事業経営が集約された成果ではありますが、
とっつきにくい印象があるかもしれません。
「翻訳」しながら読むことがおすすめです。

春を再確認
決算書翻訳 温度差を感じる!?
決算処理が完了すると決算書が作成されます。
経営者にとって関心が強い決算書といえば「損益計算書」です。
事業の成績である黒字・赤字だけでなく、金額や過年度との比較、
所得税・法人税への影響と関心が集中します。
損益計算書は直感的にもわかりやすい印象です。
構成が直感的です。
- 売上-経費=利益
勘定科目も売上「原価」や通信「費」などわかりやすいはずです。
他方、「貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)」はというと…
スルーしがちかもしれません…、温度差を感じます。
決算書翻訳 勘定科目の意味と位置づけ
貸借対照表は構成も内容もわかりやすいとは言いにくい決算書です。
うっかりすると損益計算書のオマケ、税理士など専門家用の決算書
という誤解がされそうです。
貸借対照表も損益計算書と同じく経営判断を支える決算書です。
ただし、直感的に向き合いやすい損益計算書に比べて
貸借対照表には「翻訳」の必要性があります。
勘定科目の内容と位置づけの読み取りも翻訳の対象です。
勘定科目の名称だけでなく、置かれている位置にも意味があります。
貸借対照表の左側は「資産」を表示しています。
最上位には「現金」、直下にはその他の「預金」が続きます。
「売掛金」はそうしたお金の直ぐ下に計上されます。
売掛金はモノやサービスを提供して売上を計上したが、
代金が未回収の状態を表しています。
売掛金の下は商品などの棚卸資産です。
こちらは仕入れた後、販売する以前の在庫です。
売掛金の貸借対照表での計上している位置と内容が
対応していることがわかるはずです。
- 資産
- 流動資産
- 現金
- 預金
- 「売掛金」
- 棚卸資産
- 流動資産
売掛金に限らず計上されている勘定科目は内容や位置を
「翻訳」して決算書を読んでいきます。
決算書翻訳 結果から判断の材料に!
決算書は損益計算書・貸借対照表とも過去の成果です。
決算書から自動的に今後の成果が得られるわけではありません。
とはいえ、過年度の決算書は経営成績の状況や推移だけでなく
資金や在庫の管理を検討する材料にもなります。
事業の展開、設備投資や融資の必要性を想定しながら
貸借対照表を読むことがおすすめです。
当事者目線での「翻訳」には税理士のサポートが助けになります。
今後、当期以降の税務会計上の判断ともつながります。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時に撮影した「ムスカリ」です。
毎年同じ場所に咲いており、今年も見られました。
背丈が数cmと小さいのですが、形状と色合いが見逃せませんね。
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