税金の個人情報を保護していますか?
物理的にも理解の面からも情報を守る!
個人情報の保護が大切なことは理解されていますが、
具体的な保護の状況は曖昧かもしれません。
税金に関連した個人情報もがっつりあります。
個人情報の保護から税金へのアプローチもあります。

体力は食事で守る!(笑)
税金の個人情報 所得税でも固定資産税でも
個人情報の取り扱いが厳しくなっています。
銀行でも役所の窓口でも何かと本人確認が励行されていたり、
町内会などの団体活動でも気を使います。
税金は税目ごとに偏りがあるとはいえ、個人情報の塊です。
たとえば、所得税。
収入や所得といった露骨な経済状況の情報が総覧できます。
所得控除からは扶養控除や寡婦控除があるので
家族構成などもわかります。
医療費控除をみれば健康状態も推測できそうです。
個人情報が関連するのは申告税とは限りません。
固定資産税の一覧からは所有している不動産が判明します。
固定資産税のような税額を役所で計算する賦課税でも
個人情報として守る対象となります。
税金の個人情報 物理的な保護
税金に関連した個人情報は、
- 当事者の収入源・金額
- 家族構成
- 経歴
- 健康状態
- 財産状況
と繊細な情報が集まっています。
税金の金額の算出や税務署などの特定の役所以外には
知られたくない対象です。
情報を保護するのであれば、保管・管理が必要です。
申告書のファイリングやPDFファイルの格納状況を
確認しておくことになります。
税金の始末では納税・還付の確認をとっておくことも
情報の保護や特殊詐欺対策につながります。
納付書の控えに限らず、銀行口座のデータを確認できる
といったこととも関連します。
アナログの書面でもデジタルのデータであっても
個人情報として守ることに違いはありません。
税金の個人情報 理解での保護も!
税金に関連した個人情報では、何を目的としたどんな情報か?
といったアプローチが欠かせません。
下記のように言い換えることができます。
- 税金にどんな個人情報が反映されているか?
- 税額の算出にどんな個人情報が必要か?
税金に関連した個人情報を目的外で利用使用する輩は
税金と個人情報のつながりを知っているわけです。
個人情報を目的外に利用されないようにするためには、
仕組みを理解しておくことがプラスになります。
納税証明といった個人情報は行政サービスの利用や
住宅ローンでも出番があります。
税金に関連した個人情報は物理的な保管や管理だけでなく、
仕組みの理解も合わせてのアプローチがおすすめです。
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蛇足
アイキャッチ画像は「梶助(石川県小松市)」のお弁当です。
午前から午後にかけての会合でいただきました。
いつもみかけるお弁当と何かが違うと思っていたら、
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