年末年始を確定申告の準備に当ててみる!
家族の医療費も集計しておく!
クリスマスが終わるとお正月に向かって一直線です。
毎年なんとなく落ち着かない次期ではあるものの、
なにかやるべきでは!?と使命感をもったりもします(笑)。
税理士からアドバイスをプレゼントです(笑)。
年末年始と準備 使命感と空回り
2024年(令和6年)12月から2025年(令和7年)1月の年末年始は
12月28日(土)から1月5日(日)の9連休が目立ちます。
私の税理士事務所も世間並みに休業となります。
大型の連休を目前にすると、
- なにかやるべきでは!?
- いましかできないことがあるはず!
- 何もしていないと損した感じがする
と使命感が沸き起こります(笑)。
一方で、連休の後半では結局何もできなかった…
と残念な空回りと後悔が残りがちです。
やっておくことがおすすめだけど実行に無理がないくらいの
課題がほしいところです。
家の大掃除も悪くありませんが、確定申告の準備もおすすめです。
年末年始と準備 家族は似通っている!?
一口に確定申告の準備と言っても、納税者の置かれた状況次第で
準備は異なります。
個人事業を営んでいるのであれば、
- 1月~12月の記帳
- 12月末の棚卸整理
- 売掛金や買掛金などの残高確認
- 1月の各種手続き準備
- 納期の特例、法定調書、給与支払報告書、償却資産税
- 納税資金の確保を含めた資金繰り
- 年内に消費税の届け出
と優先順位やメリハリをつけて対応する課題があります。
会社員など勤務されている方であれば年末調整で申告不要
といった状況かもしれません。
当事者の所得の区分や状況により確定申告への対応は異なります。
他方、個々の納税者の状況とは別にして、家族の状況は似通っている
ということは珍しくありません。
納税者本人だけでなく、「生計を一にする」家族の医療費であっても
所得税の「医療費控除」として申告ができます。
医療費控除は年末調整では対応できず、確定申告で反映させます。
医療費控除を確定申告に盛り込むための準備があります。
年末年始と準備 未完了でもOK!
確定申告は「e-Tax(電子申告)」が定着しつつあります。
書面での資料の添付などを省略できる点が魅力です。
医療費控除を確定申告の電子申告に盛り込むためには、
集計ファイルを作成しておきます。
「確定申告書等作成コーナー(国税庁)」での申告書作成は1月上旬からですが、
集計ファイルの利用は年内から可能です。
国税庁のサイトにアクセスして、ファイルを入手します。
「令和6年 確定申告 国税庁」で検索すると「準備編」サイトがヒットします。
「作成コーナー」より医療費控除の集計ファイルがダウンロードできます。
医療費の領収書などを入力しておけば、自動で集計されます。
年末年始の大型連休に入力が完了しなくとも後々の負担は減ります。
年末年始の使命感の空回り対策に医療控除の集計はおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像はクリスマスにいただいた「洋菓子Haku(石川県白山市)」
のショートケーキです。
ショートケーキは定番中の定番のケーキですが、ご無沙汰していました。
シンプルでもしっかりした美味しさでした。
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