TOEICは受験すべきか?

勉強して悪いことはないのですが・・・

TOEIC受験 とある就活者の場合

リーマンショック後のとある就活者は、会計事務所に応募しまくっていましたが資格や経験の無さもあり不採用が続いていました。
税理士試験も受験していましたが、就職活動もパッとせず、しかもブラック業界との悪評も定着しておりやる気はガタ落ちでした。

一念発起して受験し始めたのがTOEICでした。
初回は500点台でしたが、5回目の受験で800点を超えました。

TOEIC受験では、リスニングでは再生速度の調整に便利なICレコーダーを利用、リーディングでは韓国系の問題集を使っていました。
音読はリスニング・リーディング両方での対策として重視。
辞書は時間の無駄として使用しませんでした。
スクールの利用はしていませんでした。

TOEIC受験 受験してプラスになるか

TOEIC受験で800点を超えたので、就職活動でも資格要件にTOEICの点数を掲げている求人に応募しました。
が、しかし、結果は不採用・・・

とある求人先の面談では、面接担当者より私以外の就活者への言及もありました。
とある就活者以外の応募者4人ともTOEIC900点超かつ留学経験者ということでした。
(わざわざ呼ぶなよと言いたいところですが、求人先の「好意」で面談してくれたとのことでした)

就職活動での結果はともかく、勉強自体に無駄ということはありません。
学生時代は軽視していた音声を重視した外国語の勉強で視野が広がった実感はありました。

とはいえ、成人の就活者が転身のためにTOEICを受験することは応援しにくい印象があります。
TOEICという試験以上の目標を見据えて行動している方は別です。
また、就職活動中の大学生や昇進のために受験が必要という方も別です。

TOEIC受験 不景気になりそうなときだから

新型コロナウイルスの影響で世界的に景気が悪化している状況です。

ここ数年人手不足と言われてきましたが、すべての組織で人手不足なわけではありません。
リストラという人員削減も今後出てくるかもしれません。

不景気・リストラとくると、資格を求める動きが強くなります。

資格が転機をもたらす可能性はあります。

その一方で、不安を棚上げしたいという一時の心理的な同様の表れが資格受験につながることも多々あります。

まず不安の原因(リストラ・減給)とその影響(金額・期間)を大雑把でも把握しておく方が優先です。
TOEICなどの資格受験はその後でも間に合います。

 

蛇足
とある就活者は、非正規職を転々としつつ税理士業界へ。

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