議事録は功罪のバランスをとって作成する!
AIやアプリ活用はベストの選択か?
会議が好きという方は多くないと思います。
では、「議事録」の作成なら好きかというと…?
もっと避けたいかもしれません(笑)。
とはいえ、避けられないときの対処も必要です。

間違いなくベストの味
議事録とAI 任されることもある
税理士業で独立していると、組織での業務とは無縁になるはず
と想っていました。
残念ながら誤解でした。
税理士は「税理士会」への登録が必要です。
「日本税理士会連合会」といった全国組織だけでなく、
各地方ごとの税理士会や支部に所属する必要があります。
業界団体のメンバーとして会議に参加することもあり、
「議事録」の作成を任せられることもあります。
議事録とAI どう頑張らないか?
子供の頃、「速記」に魅力を感じました。
発言を瞬時に筆記できる技術が魔法のように思えたからです。
直感的にいまいちわかりにくい「簿記」と雲泥の差です(笑)。
他方、残念ながら私は速記ではなく簿記のみを習得して
現在に至っています。
スキルや経験の不足はどんなことでも足を引っ張ります。
うっかり頑張ろうとすると、かえって空回りしそうです。
議事録作成のために、
- 会議中に完璧なメモをとる
- 音声データから完全な文字起こしを行おうとする
といった頑張りが想定できますが、実行前にくじけそうです(笑)。
特殊な訓練を受けることもなく、完璧な記録をとろうとしても、
10分もしないうちに音を上げます(笑)。
ITやAIの活用が現実的です。
私が議事録作成でとった対応は以下のとおりです。
- スマホとアプリを利用して会議を録音
- アプリ「ボイスレコーダー」
- AIと適切なプロンプトを利用しての文字起こし
- 発言者
- 発言順序
- フォーカスしたい論点を明示
- 文体(体言止め、ですます調など)を統一
ツールや具体的なAIの選択には違いや変化があっても、
上記の方針であればくじけずに議事録が作成できます。
議事録とAI 功罪のバランスをとる!
議事録を作成することで、
- 記憶頼みでの曖昧さを回避できる
- 言った・言わない対策
- 情報の共有が可能になる
- 次の行動につながる
といったプラスの面、功があります。
議事録作成者に緊張感をもたせる効果もついてきます(笑)。
反面、議事録の作成にはデメリット、罪の面もあります。
- 作成の負担が担当者に偏る
- 作成が自己目的化することもある
- 作成者の主観が入る可能性がある
議事録の作成の功罪のバランスをとることが必要です。
- 開催日時・場所・参加者
- 会議のテーマと主要トピック
- 次へのアクションや課題
あえて議事録を作成するのであれば、作成を無駄にしない
参加者の同意があることもプラスとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は「マルフジ(石川県小松市)」のロールケーキです。
巻かれた生地の中心部にも栗が入っていました。
寒い季節は苦手ですが、スイーツが充実しているので
楽しみが増えますね。
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