税務会計の習得で由来は棚上げしておく!?
成立や背景の歴史は補強材!

夏の暑さで思い出す苦い記憶があります。

暑い上に苦いのではたまらない記憶なのですが(笑)、
私の失敗をいかすきっかけにはなります。

好奇心や向学心が強い方で手を動かすことが苦手
といった方へのメッセージです。

毒にも薬にもなるキョウチクトウ

由来は棚上げ 暑苦しく苦い思い出

2025年(令和7年)7月も暑い日が続いています。

私の住んでいる石川県でも気温が体温に迫る日もあり、
熱中症対策が欠かせない状況です。

税理士試験は毎年8月上旬にあります。

受験が終了して10年近く経っていますが、猛暑が始まる頃になると
受験勉強をしていた頃の苦い思い出が蘇ります。

受験の苦い思い出なので失敗・不合格の記憶です(笑)。

由来は棚上げ 成立や背景の歴史は補強材

会計にしろ税金(税法)にしろ学習範囲は軽くありません。

なんとか効率良くかつ自分の好みに合わせたくなります。

私が採った選択は、仕組みや制度の由来や成立の背景を知る
という選択でした。

丸暗記や天下り的なインプットと正反対であり、
スジは悪くない印象です。

とはいえ、結果は失敗の連続。

たとえば、簿記の学習。

税法に比べれば覚える分量は少ないとはいうものの、
処理の成立根拠まで探っていては先に進めません。

「減価償却」といった定番かつ必須の処理でさえも
歴史を遡るとけっこうな分量となります。

悪いことに、処理の由来の知識が深まる充実感と
処理ができることは必ずしも両立できません。

むしろ手を動かす機会が減ってしまい、知識が上滑りとなり、
いつまで経っても身につきません。

制度や仕組みの成立や背景といった歴史を知ると、
学習上の補強材にはなりますが、後回しで十分です

由来は棚上げ 守備範囲を固める

税理士試験に限らず、実務の税務会計処理も習得の過程があります。

テキストや会計ソフトなどのツールを揃えることもありますが、
手を広げすぎないことがおすすめです。

まずは必要な処理を優先して習得、深掘りは後回しです

守備範囲を固めることが優先となります。

優先すべき対象の判断には税理士のサポートが効果的です。

試験の学習であれば資格スクールの利用が効果的なことと同じです。

失敗を含めての試行錯誤からのフィードバックが期待できます。

暑さはともかく、税務会計の処理を苦い思い出にせずに済みます。

 

蛇足
アイキャッチ画像は近所の公園にあるキョウチクトウです。
きれいな見た目ですが、有毒性なことが古代より知られています。
他方、強心剤などの成分もあり、毒にも薬にもなるそうです。

<ご案内>

■林友範税理士事務所

ご依頼はこちら

■災害と税金の情報

災害と税金