税金にもあるえこひいきとは? 政治力がついている!?の誤解

政治力といえば政治力なんですが・・・

税金とえこひいき 公平・中立・簡素とはいうが

税金というと身近な印象ですが、税制や税法というと堅苦しく聞こえます。

実際堅苦しいわけですが(笑)、税制度の原則としては「公平・中立・簡素」が
掲げられています。

  • 公平:負担能力に応じた税負担にする
  • 中立:税制で経済活動に歪みをもたらさない
  • 簡素:税制をわかりやすくする

公平の原則は、所得税や相続税での累進税率に表れています。
比較的納得できる原則です。

真っ先に否定される原則が簡素の原則です(笑)。
どの税目をみても、簡素とは無縁です。

いまいちピンとこないのは、中立の原則かもしれません。

税法とはいえ法律である以上、あからさまなえこひいきをする税制は
考えにくいものです。

とはいえ、実際には税制にはえこひいきがあります。

税金とえこひいき 政治力がついている、の誤解

税法という法律や税務署といった行政機関が関連するえこひいきでは、
背後に政治力がついていると勘ぐってしまいます。

そうした直感は、ある意味当たっています。

よくある誤解では、政治力のある税理士だと税金が安くなるというものです。

ありえません(笑)。

怪しげな政治力のある税理士を期待する背景には、

  • 会計や税制の理解不足
  • 杜撰なお金の管理
  • 税理士とのコミュニケーション不足

といった問題があるかもしれません。

うっかりしているとニセ税理士や詐欺師に足元をすくわれます。

税制のえこひいきは、優遇税制といった措置で登場します。

そうした措置が作られる政治力には、政府が特定の目標を達成したいという
大義名分とセットになっています。

税金とえこひいき 文脈をとらえて利用する

税制をすっきりと見通すためには、制度の仕組みと背景を知ることがおすすめです。

たとえば、NISAやiDeCo。

共通するのは金融市場への投資です。

国内の金融市場でのお金のやりとりを活発化させる狙いがあります。
これまで投資と縁が無かった方もターゲットにしています。

さらにiDeCoではフリーランス・個人事業主の将来も見すえた資産形成を後押しする
とことが意図されています。

年金を相互補完するという点で社会保障政策とも関連します。

個人だけでなく、法人でも税制でのえこひいきはあります。

たとえば、特別償却や所得拡大促進税制。

税負担を減らすインセンティブの見返りに、投資の拡大による景気向上や
雇用へのプラスとなる効果を狙っています。

えこひいきである優遇措置があるから利用しなければならない、
というものではありません。

自分や自社にとって期待する効果と折り合いがつくかどうかが
優遇措置の利用や適用の基準になります。

どんな効果を期待するか、現状はどうなっているかを確かめておくことが
誤解のない判断につながります。

 

蛇足
2021年(令和3年)秋は与党自民党の総裁選挙、衆議院選挙があります。
どんな税金がどんな文脈で登場するか注目しています。

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