税務相談・依頼は宛先もタイミングも大切です!
情報を検索してミスマッチを防ぐ!
専門家に相談して問題の解決をしていくという発想は
間違いではありませんし、おすすめです。
他方で、宛先やタイミングが違うと期待外れだけでなく、
失望感が強まります。
問題解決の機会を逃さない宛先とタイミングがあります。
宛先とタイミング 宛先が違う!?
私は石川県加賀地方で税理士業を営んでいます。
ちょっと困ることの一つに「林」税理士間違いがあります。
加賀地方では林姓が比較的多い地域です。
2024年(令和6年)10月段階、県内に7人の林税理士がいます。
(全員男性で事務所も加賀地方です)
うっかりしていると、昭和30年代に税理士に「登録」した方と
間違えられます。
私は「林友範(はやしとものり)」で登録番号は「142695」です。
税理士間での宛先違いもありますが、「士業」間での宛先違いもあります。
たとえば、不動産の「登記」。
「相続」の相談ということでお話を伺っていたところ、
依頼内容は登記でした…
登記は「司法書士」の業務です。
相続関連では「争族」問題にも遭遇することがあります。
税務申告では解決しておきたい問題ではありますが、
相続人間の交渉・折衝は「弁護士」の業務です。
弁護士以外が交渉・折衝を行うと「非弁行為」となります。
依頼内容と依頼先のミスマッチは問題解決につながらないので、
早めの確認がおすすめです。
宛先とタイミング タイミングがマズイ!?
税理士への依頼、相談ではタイミングも大切です。
たとえば、所得税の確定申告。
申告期限ギリギリの3月上旬からでも間に合う!
という発想があります。
申告には間に合うかもしれませんが、
- 税額の軽減
- 将来への資産形成
- 翌年以降の資金繰り
といった検討は不充分となります。
暦年(1月1日~12月31日)が課税期間の所得税の対応では、
翌年にできることが限られます。
消費税の本則・簡易課税の選択でも同じように後の祭り
といった残念なタイミングのズレが生じます。
税務相談に対する回答内容が同じだったとしても、
タイミング次第で機会を逃すことがあります。
宛先とタイミング ミスマッチを防ぐ!
税理士への相談や依頼には宛先とタイミングの一致が大切です。
抱えている問題や解決したい課題をメモなどで書き出して、
ウェブを検索してみることがおすすめです。
特定のサイトや税理士だけでなく、複数の情報源にあたってみると、
問題の宛先やタイミングのズレが防げます。
検索の過程で、問題の所在や不足している知識・理解が補えます。
似ている名前の税理士間違いも防げます(笑)。
蛇足
アイキャッチ画像はヒガンバナ(彼岸花)です。
2024年(令和6年)は残暑が厳しかったためか、開花が遅かったようで
10月になり見かけるようになりました。
マンジュシャゲ(曼珠沙華)、葬式花、地獄花といった異名があります。
学名はリコリス、英語ではスパイダーリリーと文化の違いを感じます。
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