申告書をセルフサービスで作成する魅力とは？
サービスの内容や対象は何か？

効率化や人手不足の影響でセルフ方式のサービスが
増加傾向です。

魅力もありますが、セルフ方式だからどれも歓迎
とはいきません。

判断の分かれ目が気になります。

セルフの魅力　税務会計サービスでも定着！

2000年代は人手が過剰と言われていた記憶があります。

余剰人員・コスト・リストラといったことばをみかけました。

2024年(令和6年)は人手不足や賃金アップが目立ちます。

人手不足は効率化ともつながるテーマでもあり、
セルフサービスでの代替も増えています。

スーパー・コンビニなどの小売業ではセルフレジが増えました。

車社会の地方では、セルフ方式のガソリンスタンドが目立ちます。

税務申告でも事実上のセルフサービスとも言える
「確定申告書等作成コーナー」が定着しています。

セルフの魅力　魅力のオモテとウラ

確定申告書等作成コーナーでは、

• 決算書(青色・白色)
• 所得税申告書
• 消費税申告書
• 贈与税申告書

といった作成と電子申告に対応しています。

毎年1月にシステムが更新され、無料で利用できます。

多数の納税者が利用することを想定しているため、
利用しやすい印象があります。

書面での決算書・申告書作成では、

• 必須の記入事項の漏れ
• 転記ミス
• 計算ミス

といった残念なトラブルが発生します。

作成コーナーを利用すれば、残念なトラブルは防げます。

電子申告も申告書作成とシームレスに行えるので、
負担を感じずに済みます。

給与所得者や年金受給者が医療費控除で還付を受ける
といった申告であれば利用がおすすめです。

他方、作成コーナーでのセルフ方式の申告だけでは不充分
といった方もいらっしゃいます。

決算書や申告書の作成段階での不利ではありません。

作成段階以前の不利が置き去りにされるケースです。

セルフの魅力　サービスやサポートの対象は何か？

決算書や申告書の作成は税理士の定番サービスです。

とはいえ、書面の作成やデータの入力だけがサービス
と思われると誤解があります。

申告書の書面の作成やデータの入力はサービスの一環ですが、
それ以外のサービスやサポートがあります。

たとえば、消費税の申告とつながる納税資金の管理。

経営成績とは必ずしも関係なく、消費税の納税負担は
事業者にとって重く感じられます。

所得税の負担や年度前後での生活費の負担とも重なるので、
事前の対策がおすすめです。

事前の対策に根拠が欠かせません。

事業での記帳や資金繰りの状況の把握が必要です。

セルフサービスでも達成できるかもしれません。

とはいえ、効率性からは外部のサービスやサポート、
税理士への依頼がおすすめです。

セルフサービスだけではカバーしきれなかったことも
できるようになります。

 

蛇足
アイキャッチ画像はどら焼きです。
石川県は前田家の「加賀百万石」の印象が強いのですが、
支藩の大聖寺だいしょうじ藩十万石もありました。
家紋だった梅鉢に前田家の名残がみえますね。

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