もくじでじくも

目次で軸も。

1目次 全体と部分
2目次 本・テキスト・問題集
3目次 編集の視点

目次 全体と部分

日々いろいろな情報やメディアに接していますが、これが無いと落ち着かないなあと思うものが目次です。

新聞やニュースでも取り上げられる話題を一面や冒頭で示しますし、本なら必ずあります。

ウェブサイトも編集方針が明確なところでは、何かしら全体像が一覧できます。
(ただしクレーム対応がわかりにくいサイトは多々ありますが)

つまみ食い式に情報を得るだけならともかく、系統だった情報を知りたい場合や情報のメリハリ・強調の度合いを知る上でも目次が示されている方が助かります。

目次 本・テキスト・問題集

本を読むときには、目次は全体と部分の関連やその度合いを俯瞰する際に有効です。

自分にとって新規性の高い内容やなじみのない分野を知る際には、まず全体像をとらえることから始めます。

次により詳細な事柄や内容の把握に移りますが、新しい情報や考え方にはまり込んで視野が狭くなることがよくあります。

私の失敗ですが、試験勉強などで間違えたり曖昧だったりした問題にとらわれるあまり、どの分野の問題でどの程度の重要性だったかを見失うことがよくあります。

集中することも全て肯定できるわけではありません。

全体との関連を見失った集中は、無駄やムラとなって理解を妨げます。

目次は、自分が現在焦点を当てている部分を距離をおいて客観的に示してくれます。

目次ではありませんが、本・テキスト・問題集の小見出しを確認しておくことも細部に拘泥してロスを大きくしないことにつながります。

目次 編集の視点

私は本を読了後に、目次→本文の順で振り返ります。

編集方針が一貫しているなら、孤立した情報だけでなく、著者の考え方なども自分なりに考えるきっかけになります。

目次(や小見出し)のより実益のある使い方は、試験勉強の際にあらわれます。

応用問題や融合問題といった受験者の正答率の低い、あるいはこれまで見なかった問題が試験で出題されることがあります。

知識として未知だというのではなく、考え方や視点の違いのために答えにくい問題があります。

ことばを補うとそういった厄介な問題は、作問者・出題者の情報の編集方針が想定と異なっていたとも言えます。

情報の編集方針がわかるなら必ず答えられるわけではありません。

ただし、情報の編集方針が自分の知っているものだけではないという考え方は柔軟な思考につながります。

情報の編集方針のわずかな違いが、「独特」・「個性」の軸をつくっていると思います。

 

蛇足
作問者・出題者に手玉に取られることは多々あります。

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