地方税でもキャッシュレス化が進展中です!
eL-QRとeL番号で納税!

ネーミングに国税との違いを感じます(笑)。

キャッシュレス化が商業取引の利便性だけではない
という一面もみられます。

eL-QR登場 ニコニコor苦々の現金?

手元に現金、いわゆる現ナマがあるときの感情とは?
という問いに対して、

  • ウハウハでしょ!?
  • ニコニコですよね?

といった返答が一般的かもしれません。

個人の収入であれば、上記はYESといえます。

一方、会社や組織で管理するお金の場合、

  • 面倒くさい
  • 厄介
  • 物騒

と苦々しい評価もあります。

たとえば、数年前の私。

石川県の某医療法人の経理部に所属していました。

ご利用者様からいただいた現金を取引銀行へ
日々運搬していました。

その金額が百万単位だったので、

  • 事故や犯罪に遭遇しないか?
  • 入金予定額と実際の入金額に相違がないか?

といった点は常に気がかりでした。

早いところキャッシュレス化できんもんかな?
と願う日々でした。

立場や環境に違いはあっても、現ナマは

  • 管理コストがかかる

という点が難点です。

eL-QR登場 地方税でもキャッシュレス

税理士になり、税理士会に所属していると、
税務署からの依頼が通知されます。

たとえば、税務署窓口での納付受付時間の短縮。

受付窓口の応対時間というより現金納付の時間に
制約が加わることになります。

申告書の提出と納税が完了することで、
納税義務の達成です。

納税のルートがすっぽ抜けると、パッとしません。

通知には、代替案として下記が示されています。

  • 口座からの引き落とし
  • インターネットを利用した納税

上記は税務署、国税でのキャッシュレス化の一環ですが、
地方税でもキャッシュレス化が進展しています。

国税とは異なり、下記の2つのキャッシュレス決済が準備されています。

  • eL-QR
  • eL番号

地方税ポータルシステムが「eLTAXエルタックス」なので「eL」のようです。

今後納付書に「eL-QR」や「eL番号」が表示されます。

下記は「eL-QR」に対応しているスマホ決済の一部です。

受付窓口や営業時間といった物理的な制約は
納税漏れの原因となりにくくなります。

eL-QR登場 キャッシュレス決済の正体とは?

キャッシュレス決済を個別の手段でとらえると、

  • 口座振替
  • QRコード
  • ダイレクト納付
  • クレジットカード
  • インターネットバンキング

となりますが、

  • デジタル
  • オンライン

ととらえるとシンプルにまとまります。

また、デジタルとオンラインによる決済から

  • インターネットバンキング
  • クラウド会計
  • ペーパーレス

ともつながります。

納税環境でも現ナマでの制約が加わる一方で、
キャッシュレス決済が整備されています。

お金の管理を含めた処理の効率化を更新する
きっかけにもなります。

 

蛇足
仕事上、紙とはいえ札束は重いと難儀していましたが、
私生活ではそうした機会がありません(笑)。

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