日常に無駄をすべりこませる

完璧と惰性のマリアージュは避けたいわけです。

日常に無駄をすべりこませる 無駄はなくしたいけれど

仕事でも生活でも無駄と感じたり、無駄と指摘されると凹み(へこみ)ます。

自分の想像力や注意不足、訓練不足が無駄という現実で突きつけられているようで自己嫌悪感を感じるからです。

効率化やコスパ、最適化といった視点は、そうした無駄から遠ざかりたいためです。

とはいっても、一旦最適化してしまったら終わりというのでは、かえって 自分の可能性や感受性を狭めかねません。

あえて、意図的に完璧にも惰性にもならない無駄を日常にすべりこませたいところです。

日常に無駄をすべりこませる 買い物を分析してみる

自分の行動を客観視するのは、自覚や心構えだけでは不可能です。

客観的な視点としては、お金と時間があります。

いつ・どれだけお金と時間を使ったかは、金額や時間で数値化できます。

数値化した分析は、定量分析につながります。

ここで、何にお金と時間を使ったかを分析すると、定性的な分析になります。

日常的には、スーパーやコンビニで買い物をしたときのレシートが分析資料になります。

自分にとって、定番の商品や目安にしている金額がレシートという資料として残っているわけです。

たとえば私の場合、自分で魚を捌(さば)くことがなかったので、1匹という単位では魚を購入していません。

魚を購入するときは、切り身であったり、調理済みのものであったり、缶詰だったりするわけです。

コスパや効率性という点では、自分では悪くないと思っています。

その一方で、1匹単位で買ってきて自分で捌いくことで得られる調理の体験を逸していますし、食生活も狭くなりがちです。

日常に無駄をすべりこませる 無駄を計画してみる

仮に魚を1匹買ってきて、自分で捌いて調理したところで、自分の満足のいく結果になるかわかりません。

結果がわからないのにやらないとすれなら、無駄を恐れているわけだけではないかもしれません。

自分以外の基準、他人の基準からみたら無駄と思える挑戦を無駄を恐れるあまり自分の判断の基準とすり替えているのかもしれません。

効率化やコスパ、最適化を求めつつ、そうした基準が誰かからの借り物かもしれません。

無駄や失敗を恐れて、他人の基準を自分の基準にすり替えているなら、やっていることは惰性の再生産になります。

意図的にお金と時間の無駄を許容しておく、計画しておくことが良さそうです。

 

蛇足
無駄や失敗はブログのネタの源です(笑)。

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