大人になると怖いもの

怖いものは、夏だけの話題ではありません。

大人になると怖いもの 健康・お金

夏の風物詩といえば怪談です。
雰囲気だけをとらえると、冬の方が怪談向きなのですが(とくに雪国では)、夏の風物詩です。

子供の頃は、怪談というよりは言い表すことのできない、得体の知れない不安を怖がるということがよくありました。
暗闇や、夏の夜の蒸し暑さというのも、不安や不快を掻き立てるという怖さの演出に一役買っていたかもしれません。

大人になると、怖いものの順位付けがだんだん変わってきます。
怪談やホラーも怖いのですが、 差し迫った恐怖を感じるものがより前面に出てきます。

大人になって怖いと感じるものの一つが、健康(不健康)です(笑)。
ホラー映画よりも、健康診断の結果を見るときの方が心拍数が上がります(笑)。

大人になって健康を心配するのは、健康ではない状態の結果を目の当たりにする機会が増えるからです。

健康以外でも、大人になって怖いと感じるものに、お金があります(笑)。
とにもかくにも、これがないと始まらないというものなので、無くなっていくと恐怖感も高まります。

大人になると怖いもの 時間

大人になると怖い物の順位は変わるのですが、極めつけは時間です。

健康やお金を活かせるのも、何より時間があることが前提です。

大人になり、人生や寿命という言葉に時間の長さが込められていることを実感するようになります。

子供の頃は、あと何年したら何歳になるかということばかり考えます。
年齢と時間を足し算で考えるイメージです。
(年齢+あと何年=将来のイメージ)

一方、大人になるにつれて、時間と年齢を引き算で考えます。
あと何年あるか、という発想です。
(寿命ー年齢=残り時間)

見方を変えれば、残っている時間で何ができるか、どれくらいできるかということを考えます。

大人になると怖いもの  怖がるだけじゃない

子供の頃に怖かった怪談やお化けには、これといった対処法がありません(笑)。
対処方法は、お守りや御札になりそうです。

これに対して、大人になると怖いものの健康やお金や時間には対処方法があります。 

不老不死や打ち出の小槌はありません。

その一方で、自分の選択や行動次第では健康もお金も時間も恐怖の対象というよりは、ある種の制約と考えることもできます。 

これまでと、今と、これからを想像してみると 、漠然とした怖さからは遠ざかります。

健康・お金・時間の怖さは、夏限定ではありません。
通年です(笑)。

怖さによる不安が、危機に対して鈍感にならない予防になります。

 

蛇足
病原菌やウイルスは、かつて化け物や妖怪としてビジュアル化されてきました。
コロナウイルスがどんなふうに描かれるのか、気になるところです。

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