自分でやる経理の的をはずさない!
入力や集計だけでは的はずれ!?
ミスや誤解は後でリカバリーできます。
とはいえ、気付かない的はずれは放置されます。
リカバリーは自動的には始まりません。
狙いを定めることが優先です。
的を射る 前向きな姿勢は歓迎だが…
「自分がやらなきゃ!」と「誰かやってくれないかなぁ?」
という思いは常に競り合っています。
前者>後者、という結果に至るまでグズグズします(笑)。
たとえば、経理処理。
売上でも経費でも、あるいは給与や税金の支払でも、
取引先があるので放置できません。
「丸投げ」も選択肢ですが、処理も判断も後手に回りがち
と残念な面があります。
一方、「自分でやる」であれば、能動的であり、
先手が打てそうな印象です。
とはいえ、必ず的を射ているとは言い切れません。
的を射る 入力と集計という誤解
経理処理は、
- パソコンや会計ソフトのツールを利用して、
- 入力や集計の機械的な作業を行う
と地味な事務処理の印象が強そうです。
伝票やスタンプ、電卓を使用していた時代であれば、
事務処理も大きな負担でした。
パソコンや会計ソフトとツールが置き換わると、
処理の負担も変化しました。
銀行データの利用、Excelからのインポート、クラウド会計、
AI-OCRと入力の負担は減らすことができます。
集計に至っては転記も含めて自動化が前提です。
経理処理を「自分でやる!」と意気込んでいる方には
肩すかしを食った印象かもしれません。
経理処理の的を逃しているのかもしれません。
的を射る 的の大きさ・距離・数は?
経理処理の的のとらえ方の解像度を上げることがおすすめです。
- 帳簿の作成
- 税務申告
上記をも経理処理の的です。
ただし、的は上記だけに限定されていません。
- 売上や経費の管理
- 売掛金の回収
- 利益率の管理
- 資金繰りの管理 etc
経営の判断や行動の裏付けを早く・正確に知る
といった大きな的があります。
事業の規模や業態次第で力の入れ具合や優先順位は変わります。
経営の状況が固定化され続けるとは言えません。
経営状況の変化や状況に応じて、経理処理の的も変化します。
あるいは経理担当者の交代も経理体制の変化になります。
特定のベテランに任せきり、頼り切りだった場合、
交代時に経理処理の見直しも必要です。
経理処理を「自分がやらなきゃ!」という姿勢はポジティブですが、
必ず達成できるとは限りません。
サポーターが有効になることもあります。
外部の税理士と協働で経理処理を見直してみると、
新しい発見につながるかもしれません。
蛇足
アイキャッチ画像は金沢駅東口の「鼓門」です。
平日20時頃でしたが、外国からの観光客が多数みられました。
家族連れも多く感じられました。
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