経理の丸投げは誰におすすめなのか?
ワンオペでも丸投げでもなくアップデート!
万人受けするサービスはありません。
他方、それなりに受けが良さそうなサービスはあります。
ただし、目的や制約を整理していないとミスマッチになります。
かつての選択が今後も最適とは限りません。
経理の丸投げ 誰か代わりに!?
確定申告の末期に聞こえてくる嘆きに、
- 誰か代わりに経理処理やってくれッ!
といったことが例年あります(笑)。
税理士への経理の丸投げはそうした需要へのサービス
として定着しています。
「記帳代行」や「経理代行」でウェブを検索してみると
多数のサービスがヒットします。
経理処理も事業経営業務の一環です。
とはいえ、小規模な事業者であれば営業・販売・製造・人事・労務と
ワンオペでの負担も少なくありません。
経理の丸投げも選択肢の一つです。
経理の丸投げ イイトコドリと毒まんじゅう
「分業」は効率性を上げる面で手堅い選択です。
「外注」は不足している経営資源を補うことになります。
経理の丸投げは分業と丸投げのイイトコドリができます。
メリットは以下の通りです。
- 不慣れな経理業務から解放される
- 専門家に業務を託せる
- 税務会計で有利な選択が可能になる
話がうますぎます(笑)。
「毒まんじゅう」ではないかと…(笑)。
「毒」はともかく、経理の丸投げが万人受けするとはいえません。
イイトコドリのメリットの一方で経理の丸投げには、
- 経営実態の把握に時間がかかる
- 経営者の会計・税金の理解力が向上しない
- 裏付けのある経営判断で後手に回る
といった制約・デメリットがあります。
売上が堅調、投資の機会が少なく、税務申告だけが気がかり
といった経営状況には丸投げが当てはまりそうです。
経理の丸投げ 最適化をアップデート!
事業経営は長期的には変動がつきものです。
売上や投資の状況が変化無しとはいきません。
制度の変更やコロナ禍や災害などの事業外部の変化により
経営に影響を受けることもあります。
経営者も不変とは言えません。
年齢やプライベートでの変化やスタッフ・従業員も含めた変化も
経営に影響することがあります。
かつて最適だった選択が現在も最適とは限りません。
- 起業時と成長期以降
- ひとり社長から雇用を拡大
- 事業規模や内容の拡大
- 後継者の育成 etc
経営状況は内部・外部から影響を受け続けます。
経理の丸投げが最適の選択と判断した時期はありえます。
他方、今後もかつての判断が最適とは限りません。
経理も経営業務の一環です。
経営状況に見合った経理の更新が必要になる機会もあります。
ワンオペか、丸投げか?といった二者択一ではない
経営判断のアップデートがおすすめです。
蛇足
アイキャッチ画像は公園を散歩中に撮影しました。
ブランコの支柱の上に飾られていたオブジェです。
最近の公園ではシーソーは見かけなくなりましたね。
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