わからないまま確定申告が終了した!?
もっとできることがあったはずでは?
確定申告お疲れ様でした!、と言われるとホッとします。
とはいえ、何が何だかわからないまま申告が完了では
かえって戸惑うかもしれません。
手元に残った成果を活かしていくことがおすすめです。

今年も咲いていました
終了した? わからないまま!?
確定申告お疲れ様でした!、というやりとりは3月中旬以降、
確定申告終了後の定番のフレーズです。
毎年の定期的なやりとりであっても決算・申告の処理は
事業者にとって軽い負担とは言えません。
納税の負担も含めると「お疲れ様でした」の声がけは
ことば以上の重みがあります。
他方、何か何だかわからないまま確定申告が終了した
という方にとっては消化不良の状態だったりします。
とりあえず税理士に依頼して申告は済ませたものの、
結局何をやっていたのか?…
徒労感を引きずらないリカバリーがおすすめです。
終了した? 成果を並べて再確認!
事業経営での確定申告であれば、
- 決算書(含む帳簿)
- 税務申告書
といった提出物の控えやファイルが手元に残っているはずです。
事業経営での所得税は「事業所得」であり、
- 会計処理‐事業経営の成績が対象、決算書がゴール
- 税務申告‐所得税や消費税の税負担が対象
- 会計処理→税務申告の順で処理
という大きな流れが共通しています。
決算書→申告書の順で作成するわけです(したはずです)。
決算書、売上や経費が集約される「損益計算書」を見れば、
- 売上-経費=利益
- 経費の内容‐勘定科目ごとの計上額
といった基本的な要素、集計すべき対象がわかります。
決算書の次の段階である所得税の申告書では、
- 利益=所得
- (所得-所得控除)✕税率=所得税
という構成です。
決算書と申告書を見比べてみると差し引く対処津として
「経費」と「所得控除」があります。
- 売上-経費=利益
- (所得-所得控除)✕税率=所得税
似ている計算構造ですが、経費と所得控除は別物です。
上記の内容はどれもシンプルかつ初歩的な事項の確認ですが、
それだけに確実に理解しておく必要があります。
終了した? もっとできたはずでは?
わからないまま確定申告が終了しても終了すればOK
とは言い切れません。
所得税など申告する税金では納税者に有利な選択肢があります。
たとえば、「青色申告」。
損益計算書だけでなく貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)を
作成して電子申告すれば青色申告特別控除が最大化できます。
あるいは小規模企業共済等掛金控除。
個人事業主の将来の資産形成と税負担の軽減を同時に達成できます。
確定申告の期限内の達成も必要ですが、
- もっとできることがあったのではないか?
という視点からの見直しがおすすめです。
確定申告にとどまらない税理士との協働が鍵となります。
蛇足
アイキャッチ画像は外出時にみかけた「リュウキンカ」です。
毎年いつの間にか同じ場所で花が咲いています。
小さい花ですが花も葉も目立つ色彩なので目につきます。
確定申告明け、春を実感する花かもしれません。
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