大切なデータを削除しても復活できる!
RecoveryFox AIレビュー
データの取り扱い、不用意な流出には気を使うはずです。
他方、「削除」の対策は後手に回りがちかもしれません。
事後的な対応をとれることが仕事の安定につながります。
削除しても復活 鈍感になった!?
税理士業という都合上、毎日パソコンを使っています。
デジタルネイティブではないので、パソコン=精密機器
という印象が根強くあります。
とはいえ、ハードもソフトの品質も向上・安定しているので、
昔に比べて取り扱いが雑になっているかもしれません。
たとえば、データやメディア(記憶装置)の取り扱い。
パソコンの「フリーズ」などの予期せぬ動作が少なくなり、
不安が減っています。
悪く言えば、データやメディアの取り扱いに鈍感になっている
といったことで慌てることがあります。
削除しても復活 確定申告の見慣れないファイル
私は税理士業で個人の「確定申告」の対応をする場合には
国税庁の「確定申告書等作成コーナー」を利用しています。
ウェブ上で登録もせずに無料で気軽に利用できる点が魅力です。
電子申告(e-Tax)の対応もスムーズな仕組みとなっています。
作成した決算書や申告書をPDFで出力ができるという点で
ペーパーレス化にも向いている仕様です。
決算書や申告書はPDFファイルで出力できるだけではなく、
データファイルとしても保存できます。
ただし、「作成コーナー」のデータファイルには留意点があります。
- 自動で保存されない
- クラウドではなく、ローカルで保存
- 拡張子が「.data」と見慣れない形式
便利ではあるものの、鈍感な取り扱いをすると厄介なことになります。
削除しても復活 RecoveryFox AIで復活!
確定申告で作成したデータのファイルをUSBメモリに保存する
というケースがあります。
個人の金銭に関わる繊細なデータなので一時的な保管であるものの、
早合点でうっかり削除してしまうこともあります。
再度入力や作成といった選択肢もありますが、効率性だけでなく、
データの同一性からも残念な展開になります。
「RecoveryFox AI」であれば削除データの復活が期待できます。
(製品のサイトはこちら)
特別なスキルは不要で、ReiveryFox AIを起動してメディアをスキャン、
削除したデータを復元するだけです。
たとえば、USBに保存していたファイルを削除した場合。
動揺して深呼吸をしたり、素数を数えて心を落ち着かせた後(笑)、
USBメモリをパソコンに差して「RecoveryFox AI」を起動します。
USBメモリを選択すれば自動的にスキャンが開始されます。
スキャンが済むと復元されたデータを確認することができます。
「作成コーナー」で作成したファイルは「.data」と特徴があるので、
検索すると復元したファイルに容易にたどり着けます。
復元したいファイルを選択して「ファイル復元」の選択をすれば処理は完了。
復元したファイルを「作成コーナー」で読み込んでみたところ、
無事作成が再開できました。
復元したファイルを何食わぬ顔で利用できます(笑)。
「確定申告書等作成コーナー」だけで利用する「.data」ファイルでも
RecoveryFo AIで復元することができました。
削除しても復活 事後対応でフォロー!
大切なデータをしっかり管理する心構えは必須です。
とはいえ、ミスや誤操作・勘違いを完全になくすことは不可能です。
大切なデータを消すとは何事かっ!というお怒りはともかく、
事後的な対応ができなければどうにもなりません。
データを取り扱うためのチェックリストを設けていても、
煩雑すぎれば利用が形骸化して効果がありません。
むしろ、いざというときにはデータを復元することができる
根拠のある裏付けが備えになります。
「RecoveryFox AI」を利用できることで余分な不安を減らして
業務のリスク要因を取り除くことができます。
効果的な選択肢を増やしておくことがおすすめです。
蛇足
「確定申告書等作成コーナー」の利用はおすすめなのですが、
独特のファイル形式に戸惑われる方も多いようです。
見慣れないファイル形式→不安→削除!といった展開は
仕方ない面もありますが、リカバリーは必要ですね。
<ご案内>
■林友範税理士事務所
■災害と税金の情報