郵便受けは撤去できるか? 仕事の環境変化を待つ以外の選択肢

事務処理の見逃しているボトルネックかもしれません。


クロッフル(ビッケ・小松市)

郵便受けを撤去 ハンコはなくなった

劇的な変化は目の当たりにしていても驚かないこともあります。

たとえば、ハンコ・押印。

私がハンコや押印が嫌いな理由は、

  • 無価値の形式主義
  • 間抜けな権威主義

が邪魔で仕方がないという印象だからです。

「正しい」押印方法やハンコの必要性を説く方をみると、
「どちらの流派ですか?」と皮肉を言いたくなります(笑)。

2020年(令和2年)からのコロナ禍は歴史上でも大きなマイナス要因です。

ハンコや押印の不毛さが、コロナ禍で明らかになったというのは皮肉です。

コロナ感染拡大防止のためリモートワークが推奨され、政府の後押しもあり
あっさりとハンコや押印を必要とする場面はなくなりました。

役所で手続きをする際に、ハンコを忘れて慌てることがなくなったわけです。

郵便受けを撤去 ペーパーレス化はオフィス内だけ?

ハンコや押印を不要とした背景には、

  • リモートワークを可能にする
  • 紙に頼らない業務フローを実現する

という効率化や生産性の向上が狙いです。

そうした効率化や生産性の向上は、

  • データをデータのまま扱う
  • オンライン処理
  • ペーパーレス化

といった業務や処理のあり方とも合致します。

なかなか進まないペーパーレス化とも言われますが、
実態は極端な二極化が進んでいるかもしれません。

一方では、ペーパーレス化を進めて、

  • クラウドストレージ
  • データの共有
  • メールやチャット、ビデオ会議

といった利用が進んでいるオフィスも増えています。

他方、これまでと同じような業務の処理をされているオフィスもあります。

2021年(令和3年)の現状では、後者が圧倒的に優勢です。

その証拠に、メールを使わずに仕事をしている事業者はあっても、
郵便受けの無い事業者はいません。

ペーパーレス化はそれを意図して実行しているオフィス内では実現できても、
外部からの紙依存での制約は避けられません。

郵便受けを撤去 変化を待たないから提案する

郵便受けを撤去することは、当面難しそうです。

ただし、周囲の大半の環境が変わってないことを理由に現状維持では、
業務上の足枷・ボトルネックは変わりません。

これまで郵便手続きやFAXの利用で済ませた業務でも、
メールの利用などを提案していくことがおすすめです。

 

蛇足
アイキャッチはクロッフル。
クロワッサンをワッフル化したものです。
サクサクとしていておいしいのですが、
カロリーがちょっと高そうです(笑)。

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