限界を早めに自覚して効率化へ!
除雪も税額の試算も!
やらなきゃ、できるはずと思って手掛けてみると、
早々に壁にぶち当たることがあります。
ため息が出ますね(笑)。
発想やアプローチを変えるタイミングかもしれません。
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限界の壁と突破の手段
早めに限界 除雪できない!?
2025年(令和7年)1月は私の住んでいる北陸・石川県は雪がない
暖冬とも思える状況でした。
田んぼを見るとトラクターが農作業を前倒ししているなど
春がグッと近づいている印象でした。
立春が過ぎ、春一番が吹いた翌日の2月4日より状況が一変。
連日のドカ雪であっという間に雪が積もりました。
加賀地方の平野部でも60cm以上あり、除雪が必要となりました。
スコップなどを使っての除雪作業には慣れているものの、
困ったのは「排雪」です。
除雪する雪を流す川や用水が近くにないと、雪を積み上げるしかありません。
自分の身長以上ほどに雪を積み上げるともう限界です。
早めに限界 試算できない!?
ドカ雪が降り始めた時期は確定申告受付期間の直前期です。
申告は毎年の定番の業務とはいえ、計算の内容は毎年異なります。
2024年(令和6年)の「定額減税」といったイレギュラーに限らず、
事業所得であれば事業の経営状況にも変化があります。
景気や業界の変動から事業者の事情による変化で
売上も経費も利益も変化します。
所得税は所得から差し引く「所得控除」からも影響を受けます。
- (所得-所得控除)✕税率=所得税
所得控除は扶養控除や配偶者控除、医療費控除などがあり、
納税者本人だけでなく家族からの影響も受けます。
制度の変更だけでなく、家族の状況の変化も踏まえると、
所得税額の試算も簡単とは言えません。
申告書の下書き用紙に電卓では、税額の試算でも苦戦が続きそうです。
早めに限界 アプローチを変えるとき
意欲や能力があっても限界を感じるときがあります。
雪を積み上げた山や複雑な所得税の計算は人手でも対応できますが、
重機やアプリの力を利用する選択に無理がありません。
ホイールローダーで一挙に雪をすくい、ダンプで運搬してしまうと、
人力での数時間が数分で完了します(笑)。
所得税の計算は「確定申告書等作成コーナー」をウェブ上で利用すれば、
納税の想定ができます。
除雪の目的は普段通りの便利な生活を取り戻すためであり、
税額の試算は納税の準備が目的です。
できそうだと思って手掛けてみても手段の選択次第で挫折する
といったことはありえます。
手段ではなく、目的からアプローチを変えてみることがおすすめです。
重機やダンプがない・扱えないなら土木業者に依頼できますし、
確定申告であれば税理士への依頼が可能です。
限界が早めに自覚できると、次の行動に移りやすくなります。
蛇足
雪は降り積もって固まるとなかなか融けません。
重機やダンプでの排雪がないと雪害は長引きます。
土木業がエッセンシャルワークということが実感できます。
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