決算後は実益重視で帳簿を保存する!
税務調査以外の活用を想定しておく!

事業経営の1年間の締めである決算・申告が完了後は
スカッと打ち上げでしょうか?

悪くありませんが、その前にやるべきことがあります。

出来上がった帳簿も立派な成果のはずです。

氷室?

実益で保存 残務整理?

事業経営の1年間の締めである決算・申告が完了後には
資料やデータ、帳簿の整理を行います。

税務申告という期限・納税の義務を達成した後では
気の抜ける残務整理の位置づけになりがちです。

決算・申告処理開始直前のような意気込みは不要でもあり、
パッとしない雑務という印象もあります。

他方、資料やデータは過去の取引の裏付けであり、
帳簿も会計処理の成果の一つです。

資料やデータ、帳簿の保存を実益からとらえ直す
といった視点があります。

実益で保存 税務調査のため?

決算・申告で使用した資料やデータ、帳簿の保存は
税務調査対策という見方があります。

法律上、資料やデータや帳簿の保存は経営者の義務です。

個人事業でも法人経営でも資料やデータや帳簿を7年間
保存しておく必要があります。

税務調査に際して帳簿等が必要なことは明らかです。

一方、義務的な保存の目的以外での実益の観点から
帳簿等を保存する見方があります

たとえば、金融機関への対応。

損益内容や貸借残高の変動を説明する材料として
総勘定元帳などを参照する機会があります。

あるいは税理士の関与開始や変更。

決算書や申告書は1年間の最終的な成果がわかりますが、
成果に至る過程まではわかりません。

仕訳帳や元帳、固定資産台帳や賃金台帳など
決算・申告に至る過程の確認が必要となります。

帳簿等が保存されていれば過年度の処理を参照、
見直すための土台となります

実益で保存 帳簿も成果!

事業経営に関連した資料やデータや帳簿等は
提出することはなく、保存するのみです。

決算・申告終了後のホッとした状況では
帳簿等の保存が先送りされがちになります。

他方、帳簿等も事業経営の成果の一つです。

過年度の帳簿等だから死蔵するとは限りません。

将来に向かって保存した帳簿等を活用することも経営の選択肢です

決算書・申告書に隠れがちがな帳簿等の保存ですが、
将来の展開次第で実益につながります。

 

蛇足
アイキャッチ画像は外出時にみかけたミニかまくらです(たぶん)。
2026年(令和8年)1月から2月に石川県でも十分雪が降り積もり
そこかしこに雪の山が築かれました。
金沢市で毎年催されている「氷室」に雪を詰める作業にも
十分すぎる積雪だったようです。

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■林友範税理士事務所

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