楽しみは老後にとっておこう、ではなくて

計算できるものとできないもの。

楽しみをとっておく 今楽しめない理由

気をつかう、遠慮をするという場面は誰でもそれなりにあります。

人目を気にするということは、なんらかの疚(やま)しさとセットです。

仕事をしている、いわゆる現役の方にとっては、平日の昼間にブラブラ映画を観に行くこともその一つかもしれません。
有給休暇で休みをとっていても、なんとなく落ち着かない気分になったりもします。

やりたいことがあっても先送りする理由は、意外に少ないものです。
・時間が無い
・お金が無い
・家族の面倒をみないといけない
・以上の理由より人目が気になる

上記のような理由はどれもあるあるです。

解決策もいろいろありそうですが、私が意識的に避けているのは老後への先送りです。

楽しみを先送りできるとは考えていません。

楽しみをとっておく 後で楽しめない理由

楽しみ(やりたいこと)を先送りしないようにしている理由は、後で楽しめそうにないからです。

楽しみを後で、老後に先送りしたとしても、
・長編小説 → 好みが変化する、先送りした作品が多すぎてげんなりする
・旅行 → 体力や気力の低下で億劫になる
・映画やドラマ → 演出の古臭さや店舗にズレばかり感じて楽しめない
・その他の趣味 → 楽しめるまでの時間的余裕がなくなっていく

今楽しんでいることを何らかのかたちでつづけることは、可能かもしれません。
あるいは、以前に経験したことを追体験することもできるかもしません。

とっておいた楽しみを実現させるためには、時間やお金の余裕に加えて、今と同じ感性や体力・気力があることが前提です。

不確実すぎて計算不可能です。

楽しみをとっておく その時その時で折り合いをつける

といいつつ、こうしたことを考えているのも反省を込めてです(笑)。

昨年(2019年(令和元年))の秋から冬にかけて、国内外の旅行をしたいなーと思っていました。

しかし、税理士登録やその後の開業で逡巡しているうちに時間だけがたっていきました。

今年2020年(令和2年)の2月までは、「その気になれば小松空港から国内外に旅行に行ける」と甘い先送りを夢想していました。

その後、コロナ禍で国内外の移動は緊急停止・・・

お金やモノは保管ができます。

その一方で、楽しみややりたいという気持ちは保管ができません。
先送りは、実際には錯覚です。

やってみたいと思ったときに、折り合いをつけていく気持ちや工夫が欠かせません。

 

蛇足
酪農業を営んでいて、本来休日レスのはずの実家の親でも国内外に旅行に行っていました。

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