やさしい日本語で 大切なことを はなす。 専門用語で伝えたつもり?
かんたんではありません。きびしいとおもいます。でも、たいせつ。
本文は、やさしさ不足の日本語です。
やさしい日本語 いらいらがわかるとき
税務会計という仕事上、お客様とは一対一での面談が中心です。
経営の動向に関わるお金の話なので、社長や経理担当のごく少数での
面談となります。
リアルでの一対一での面談は、お互いの距離も近いので、
・視線の動き
・声の抑揚
・姿勢
といった身体的な動向から相手の感情が伝わることもあります。
淡々とした内容の確認であれば、仕事の後もすっきりします。
面談をしていて落ち着かなくなるのは、相手のいらいらが
伝わってくるときです。
経営の状況や見込みが原因で、社長がいらいらすることもありますが、
税理士が専門用語や専門知識を使いすぎて、社長をいらいらさせている
かもしれません。
やさしい日本語 やさしい日本語をつかう
専門用語をできるだけ使わないようにしましょう、という考え方は
今では当たり前と思われています。
しかし、現実には専門用語や専門知識を使い、話の相手に確認を
とっていないことがよくあります。
生活では使わないことばでも、仕事では使ってしまいます。
そうしたことばを使うわけは、下の理由です。
・短い時間で話す
・話し相手がわかっていると、思っている
専門用語を使わないという考え方だけでは、わからないが続く
かもしれません。
「やさしい日本語」を使うことが大切です。
やさしい日本語は、日本で生活する外国人との会話の方法です。
外国人を専門家でない人といっしょと考えると、応用できます。
政府や大学からやさしい日本語の資料が出ています。
まず、基本原則。
(「「やさしい日本語」が外国人被災者を救います。」弘前大学)
やさしい日本語を書く順番。
(「「やさしい日本語」の手引」愛知県)
ことばをわかりやすくします。
やさしい日本語 「やんしす」と「リーディング チュウ太」
パソコンに文章を入力して、やさしい日本語にしていくこともできます。
「やんしす」は無料で使えるソフトです。
入力した日本語のどこが外国人にわかりにくいか、みせてくれます。
3つの同じ意味の文章を入力しました。
しかし、やさしく感じる日本とわかりにくい日本語にわかれます。
(あかい字はわかりにくいことばです)
「リーディング チュウ太」はインターネットで使えます。
文章を入力すると、どれくらいわかりやすか、わかりにくいかをみせてくれます。
自分以外の他の人に必要なやさしい日本語がわかります。
やさしい日本語 ことば以外の方法もつかう
仕事をつづけるために、専門家といっしょに問題を考えます。
やさしい日本語での会話や文章がたいせつです。
日本語だけではなく、図や絵もつかってわかりやすくします。
いらいらしない、不安にならないようにするためにも、
やさしい日本語がたいせつです。
おまけのはなし
日本語だけ つかえれば 問題ない、
日本人だけとしか しごとをしていない、
いつまで そのように言っていられるか
私にも わかりません。
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