経営者の超入門税務申告Vol.4 消費税の仕組み
誤解と事故発生の原因を要確認!
事業経営の税金というと所得税・法人税がメインで
消費税はオマケの印象かもしれません。
ちょっとではなく、大きな誤解です。
事故を防ぐ知識と理解が必要になります。
おまけの誤解 アタマの片隅!?
事業経営に関連した税金は少なくありません。
申告する税金ではないものの固定資産税や自動車税もあれば、
印紙税のような税金もあります。
とはいえ、事業経営では申告課税がメインということに
異論はないはずです。
個人事業であれば所得税、法人経営では法人税をまず想定、
消費税はアタマの片隅におく程度かもしれません。
想定の誤りは申告・納税の段階で事故になるかもしれません。
おまけの誤解 ザックリとした仕組み
所得税・法人税は複雑な税金の仕組みではありますが、
- 売上-経費=利益 → 利益≒所得
- 所得✕税率=税金
をザックリとらえることは難しくありません。
他方、消費税の納税額の計算は、
- 受け取った消費税-支払った消費税=納税額
と所得税・法人税とは異なります。
消費税の税額計算をザックリとらえることはできますが、
- 受け取った消費税≠売上
- 支払った消費税≠経費
と所得税・法人税とは分けて考える視点が必要です。
事業用の固定資産の売却による収入でも消費税の受け取りはあり、
給与の支払いは消費税の計算の対象外となるなど留意が必要です。
取引事態の受け取りや支払いのお金の動きだけでなく、
- 標準税率と軽減税率
- 取引の裏付けとなるインボイス制度
と取引ごとに確認すべき事項もあります。
課税売上高5,000万円以下の事業であれば、
- 本則課税 or 簡易課税
といった選択の可能性もあります。
消費税は所得税・法人税とは異なる仕組みの税金である
という理解は必須です。
おまけの誤解 トラブル回避の情報共有も!
申告課税の税目でのトラブル件数や金額の第1位は消費税です。
消費税は所得税・法人税とは異なり、
- 受け取った消費税>支払った消費税 → 納税
- 受け取った消費税<支払った消費税 → 還付
といった仕組みがあります。
多額の設備投資を予定している場合であれば無視できない仕組みですが、
簡易課税を選択している場合には還付での申告はできません。
困ったことに選択の変更は事業年度開始以前に行う必要があります。
本則課税と簡易課税の選択は納税者次第です。
選択次第ではプラスの面もありますが、マイナスの不利益の可能性もあります。
経営者の判断が大切ですが、税理士のサポートがある場合には、
情報を共有するコミュニケーションも欠かせない税金でもあります。
蛇足
アイキャッチ画像は実家でいただいたゆず茶です。
2026年(令和8年)石川県のお正月は積雪・除雪で始まりました。
寒い外から戻ったときのゆず茶は文字通りホッとしますね。
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