経営を振り返るってどういうこと? 終わる前だから始める!?
振り返るも確認するといった表現もやり過ごしてしまう
抽象的な表現かもしれませんね。
経営を振り返る 反対はしないけど…
このブログでよく使っていることばで「振り返る」や「確認する」といった
表現があります。
とくに気にも留めず見逃しがちな表現です。
実際に経営の振り返りという行為に慣れている方にとっては
スルーして問題ありません。
一方で、これまで経営の振り返りや確認と言われてもピンとこない方には
漠然としていて抽象的に聞こえそうです。
経営の振り返りや確認といったことを、
- 何を
- どうやって
- いつ
という視点からとらえた方がスッキリしそうです。
経営を振り返る スタートはやっぱりアレ(笑)
経営を振り返ったり確認したりするのは、ビジネスに活かすためです。
ビジネスに活かすは、現在→将来という方向の発想です。
そのための振り返りは、過去←現在という向きになります。
ビジネスに活かすも振り返りでは、現在の状態の把握が必要です。
経営での現状は、お金でとらえることが中心です。
具体的には、今年(当期)の売上高や経費を知る必要があります。
売上高や経費のわかるデータが必要…、つまり
- 帳簿作成が不可欠!
ということになります。
身も蓋もない前提です(笑)。
売上の管理や領収書・レシートといった経費の裏付け資料無しでは、
経営の振り返り以前の帳簿作成にすらたどりつけません。
資料や根拠の収集→帳簿作成や集計→現状の把握の後で、
経営の振り返りや確認があります。
過去は振り返らない、将来だけを見ていくという発想もあります。
ただし、過去の失敗を自動再生する可能性は高いかもしれません(笑)。
経営を振り返る 終わる前だから始める
経営を「振り返る」や「確認する」ときの時間単位は1年です。
といっても、1年を終了した段階でのみ振り返るや確認するわけではありません。
1年を終了して、決算・申告が完了する頃には、次期が始まっています。
(個人ならば2~3月、法人なら決算月から2か月以内に申告)
あらかじめ経営計画を設定していて、毎月ごとに経営を振り返る、
いわゆる月次決算をしていれば、決算月以前より経営予想を織り込んで、
次期のビジネスに振り返りの成果を活かしていくことができます。
節税や資金繰りといったお金のバランスを整えるためには、
- 裏付けのある根拠
- 対策をとるための時間
が必要になります。
1年間が終わってしまう前だからこそ、「振り返り」や「確認」は
次期以降に効果を発揮します。
蛇足
当たり前のようにあっさり使われてしまうことばは、
かえって具体的な内容が不明なことが多いかもしれません。
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