税理士が冷汗をかいても研修を受ける理由とは?
弱点探しは専門家に期待する!
知識が増えたり、疑問が解消するとホッとします。
研修やセミナーでプラス面での充足感を得ることが
一般的な期待です。
他方、マイナス面でのドキッとするために受講!?
という側面もあったりします。

豊作を期待
冷汗の研修 仕入とメンテナンスの時期
2025年(令和7年)7月、北陸・石川県は梅雨明けしていないものの、
連日猛暑日が続いています。
エアコンが命綱という喩えも大げさではありません。
エアコンを背にパソコンに向かいつつ、ウェビナーで研修に参加
といった機会が続いています。
夏季は税理士業界、税務会計業務上は一般的に閑散期です。
ノンビリ、ダラダラ過ごすことも悪くありませんが(笑)、
知識面での「仕入」や「メンテナンス(修繕)」の時期です。
冷汗の研修 冷汗をかいてでも!?
50以上ある税目全てに通暁している税理士はいません。
それどころか、一つの税目でさえも突っ込んでみると、
曖昧な点やボロがでてきます。
あるいは、現状の業務と関係なさそうという思い込みで
フォローできていない箇所もあります。
税理士が受講する研修の講師も税理士ではありますが、
次々と深堀りした指摘を示されます。
エアコンの効いた室内で受講している状況でも、
嫌な冷汗をかくこともあります(笑)。
専門知識のブラッシュアップは魅力があり必要ですが、
受講中に心の動揺を抑える訓練も必要になります(笑)。
冷汗の研修 弱点対策は専門家に!
「餅は餅屋」というフレーズがあります。
専門家への敬意、リスペクトを示している定番のとらえ方です。
税務会計の対応では、誤判断・誤処理・処理の漏れや遅れ
といったことが損失につながります。
会計ソフトの入力ミスなど比較的わかりやすいミスもありますが、
ミス自体に気づかないミスの可能性もあります。
たとえば、役員給与と損金不算入。
要件を満たさない役員の給与は支出・費用計上した場合でも、
法人税の損金にはならず税負担は増えてしまいます。
あるいは、消費税の本則課税と簡易課税の選択と手続き。
シミュレーションによる判断も手続きも必要となりますが、
目前の決算・申告対応に追われ、失念しがちです。
税務会計業務では気づいたときに嫌な冷汗をかく
といったミスやトラブルが多々あります。
皮肉ですが、納税者・当事者であっても気付けない、
しかし、不利益をこうむることになります。
「餅は餅屋」は嫌な冷汗は専門家だからかけるとも言い換えられます。
弱点対策をフォローしておく選択がおすすめとなります。
蛇足
アイキャッチ画像は移動中にみかけたのぼり旗です。
田んぼがある地域だったので、害虫から稲を守り豊作を祈願する
というイベントが開催されているようです。
2025年(令和7年)は米の価格に敏感な状況が続いているので、
例年以上にのぼり旗に目が行きますね。
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