比較は大切な会計スキルです!
経営者の実践が伸びしろになる!

ITスキルは一言では表現しきれない対象ですが、
「タッチタイピング」できるか?が分かれ目です。

会計スキルは複式簿記や関連する税法が多々ありますが、
経営者目線で比較できるか?が分かれ目になります。

比較はスキル 当事者意識が働くか?

経営者は経営の責任があります。

営業・販売・製造・顧客対応・人事・資金繰り等と多岐にわたります。

会計や税金の仕組みを理解しておく必要があるとはいえ、
専門的なスキルアップまで手が回りません。

他方で、直感的に当事者意識が働くかどうか?
という点は無視できません。

個人でも、法人でも、経営は1年間で一区切りをつけます。

半期・四半期、月次といった短い期間で経営を管理します。

会計ソフト、残高試算表などを確認した際の実感が
経営状況を深堀りするきっかけになります

比較はスキル 違和感の根拠を深堀り

期首から数か月が経つと売上にしろ経費の金額にしろ、
無視できない金額となってきます。

単月での変動と無視できないと感じるかもしれません。

無視できない違和感は比較から出てきます

当初の違和感は直感かもしれません。

次の段階は現状との「比較」の段階です。

前年同月比、過去3年の比較、当初計画と現実と対比します。

売上高であれ、仕入その他の経費であれ、比較していみると、
それぞれの勘定ごとの変化がみられます。

地代家賃のように変化が乏しい勘定科目もありますが、
2024年(令和6年)では給料・外注費の上昇がみられそうです。

変動の傾向だけでなく、変動の幅も要確認です。

損益計算、課税計算は経営に必須の計算ですが、
資金繰りも合わせて確認する必要があります。

経営の損益状況と手元資金の状況が一致するとは言えません。

むしろ、会計データを比較した際に違和感があれば、
資金繰りも含めて分析することになります。

会計データの違和感、数字・金額に違和感を持った際には
会計処理に遡って確認していきます

二重計上、入力漏れ、金額の誤りの発見で解決できることと、
解決に時間を要する問題を分けることになります。

比較はスキル 当事者の実践が伸びしろ

簿記、税理士試験と会計と関連した資格試験はありますが、
経営状況の違和感を問う出題はありません。

会計データは客観的には数字や勘定科目の羅列でも、
経営者にとっては特別な意味を持ちます。

他方で、比較して違和感、経営の課題の発見には
適切で遅れのない会計データが欠かせません

会計ソフトや資金繰り表などのツールの利用もおすすめですが、
税理士のサポートも有効です。

気づいていない伸びしろは大きいかもしれません。

 

蛇足
アイキャッチ画像は通りがかりに撮影したタマスダレです。
一輪だけでポツンと咲いていました。
色も雰囲気も異なりますが、タマスダレはヒガンバナ科だそうです。

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