確定申告の相談の解像度を上げる方法とは?
情報収集だけが準備ではありません!
確定申告になると相談会などに参加する機会があります。
いわゆる「一見さん」への応対が中心です。
限られた時間を有効に使えるかどうかは税理士だけでなく、
相談者側の対応も欠かせないことを実感しています。

アウェイでもリラックス
相談の解像度 応えられない?
2月から3月の確定申告の相談会に税理士として参加しています。
普段は事業経営や相続といった税務相談が中心ですが、
確定申告期になると相談内容が変わります。
個人所得税は「所得」が10種類に分類されており、
それぞれに手続きや方法に違いがあります。
相談者の仕事や生活、家族の事情も所得税には関連します。
相談会や申告期限といった時間の制約があるなかで
期待通りに対応できないこともあります。
たとえば、フワッとした質問です。
相談の解像度 フワッとする理由とは?
事業を開始したばかりの方が確定申告をする場合、
事業規模の理由から自分で手掛けることがあります。
経営当事者なので経営の事情はよくわかっています。
ただし、税務会計の知識が不十分だと処理は進みません。
情報収集を試みる、AIに質問してみるといった対応は
建設的でとっつきやすい印象です。
他方、情報収集はあくまで選択肢の準備にとどまります。
実行段階をいつまでも先送りしていると情報に翻弄され、
かえって不安が募ります。
情報だけを収集して相談会に行って質問しても、
- 一般論での選択肢の解説や比較を示される
- 具体的な課題の解決は別途検討
といった結果にとどまりがちとなります。
相談者目線ではせっかくの相談会の機会が肩透かしに終わった
と感じるかもしれません。
一方、税理士側からはフワッとした質問で応えにくい、
歯切れの悪さを感じることがあります。
相談の解像度 当事者目線での洗い出し
確定申告、所得税・消費税・贈与税での決算書や申告書は
「確定申告書等作成コーナー」で作成できます。
テキトーな数字や入力でもとりあえず申告書ができます。
うっかりテキトーなまま電子申告するとメンドーですが(笑)、
とりあえず最後まで入力すると全体像がわかります。
情報を収集する、決算書や申告書を漠然と眺めていても
課題の洗い出しにはつながりません。
当事者だからできるはずの手を動かしてみることで
解像度の上がった建設的な質問ができます。
少ない簡潔な質問でも納得できる回答が期待できます。
蛇足
アイキャッチ画像は相談会場で一服の一幕です。
扱うパソコンや書類が普段と異なるアウェイなので、
ちょっとしたやりとりでももたもたします。
慣れた頃が3月上旬だったりします(笑)。
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