家計簿をつける 目的と手段次第

身近な試行錯誤です。

1家計簿 なぜ必要か?
2家計簿 紙の限界
3家計簿 目的と手段次第

家計簿 なぜ必要か?

お金を使うことで楽しくなったり、問題が解消できたりというところは万人共通です。

問題は人それぞれの使えるお金が限られていることです。

限られたお金のなかで、最も満足のいくお金の使い方をしたいのは当然の欲求です。

家計簿は限られたお金とその使い方をつなぐための手段です。

家計簿がなぜ必要になるかを考えると、私の場合は以下に示す自分の能力の限界のためと思っています。
・記憶力
・演算能力
・比較能力
・想像(シミュレーション)能力

お金をいつ・何に・いくら使い、その金額がいくらになっているか、支出額の比較、今後の計画を根拠のあるデータをもとに考えるための手段が家計簿ということになります。
(個人用家庭会計管理帳簿と名乗っても同じですが、しんどいので家計簿としています)

家計簿 紙の限界

学生時代から現在に至るまで、家計簿はルーズリーフや市販の家計簿を使って記帳していました。

現金取引や少数の口座引き落としが大半を占めていたので、記帳を忘れないことのみに留意していました。

紙での家計簿であっても、自分の経済状況は把握できます。

問題は時間(労力)対効果です。

単純な支出の把握だけでも集計や比較には時間を要しますし、金融機関(銀行・クレジットカード)の利用が増えるとデータの把握だけでも手間がかかります。

家計簿がある種の節約を目指しているのであれば、家計簿の作成が自己目的化するほどの労力をかけるべきではありません。

紙の家計簿は、集計だけでなくデータの収集という点でも限界があります。

家計簿 目的と手段次第

私は選択や判断で迷ったら、基本に立ち返ることにしています。

家計簿を作成する目的は、記録・集計とその比較・計画のための資料提供です。

家計簿を作成する手段は、紙(ルーズリーフ・市販の家計簿)・エクセル・家計簿アプリです。

紙は慣れという強みがありますが、集計や比較で大幅に劣後します。
慣れが強いだけにかえって厄介です。

エクセルは集計と比較・計画では柔軟性を発揮します。
ただし、金融機関からのデータの収集では工夫が必要です。エクセルVBAやRPAを使う可能性もでてきます。

家計簿アプリは金融機関とのデータ連携では強みがあります。
ただし、エクセルほどの柔軟な使い方は未知数です(人によって目的が異なるからです)。

私はこれまで紙での家計簿作成でしたが、今年2020年(令和2年)からはエクセルと家計簿アプリでの家計簿作成に替えていきます。

いずれにしても自分を知って、将来の計画を考えていくという目的自体は変わりません。

 

蛇足
面倒さと期待が絡んでいます。

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