ウェブの表をスプレッドシートで読み込み! デベロッパーツールを利用する!
タイトルを「逆襲のGoogleスプレッドシート」にしたかったのですが、
なんのこっちゃ?と言われそうなので、無難なタイトルにしました(笑)。
逆襲のスプレッドシート できた!
「性懲りもなく」や「楽ばかりしたがる」というとマイナスイメージです。
一方、「粘り強く」や「効率性を重視する」はプラスイメージです。
うまくいったかどうかで、どうにでも変わる評価ともいえます。
ウェブの表を読み込む処理を紹介しました。
(ウェブの評判を見込んで再利用! エクセルか?、スプレッドシートか?)
エクセルでは簡潔に処理できました。
その一方で、スプレッドシートでは挫折。
なんだか気に入らなかったので、再挑戦してみました。
読み込む対象は国税庁サイトの「所得税の速算表」です。
上記の表を手入力以外の方法で読み込んで利用します。
使用するアプリはGoogle スプレッドシートです。
結果からお伝えすると、無事読み込めました。
逆襲のスプレッドシート 成功と失敗の差は?
失敗の後にあっさり成功すると拍子抜けします。
処理に使ったツールは、
- Google スプレッドシート
- 「IMPORTHTML」関数
と前回と同様です。
成功と失敗を分けたのは関数での「クエリ」の指定でした。
- 前回の失敗:「script」
- 今回の成功:「table」
今回の処理で「table」を指定した理由は、
- 関数のルールを確認したこと(クエリは「list」か「table」)
- Google Chromeの「デベロッパーツール」を利用したこと
があげられます。
逆襲のスプレッドシート 開発者じゃなくてもデベロッパーツール
デベロッパーツールというとウェブエンジニアや開発者が利用する
専門的なツールという印象です。
そうした印象は間違いではありませんが、ちょっと誤解があります。
デベロッパーツールは、
- 誰でも簡単に利用できて
- ウェブサイト制作以外でも利用する可能性がある
といったGoogle Chrome の機能です。
ウェブサイト上でディベロッパーツールを利用するには、
- F12
- Ctrl+Shift+I
- サイト上で右クリック → 「検証」
いずれでも可能です。
デベロッパーツールは一見ごちゃごちゃしています。
デベロッパーツールの「要素」と左隣の矢印を選択すると、
サイトとコードの対応が確認できます。
IMPORTHTML関数で「table」を指定する裏付けがとれます。
今回試してみたIMPORTHTML関数やデベロッパーツールの利用は
マニアックで込み入っている印象があります。
とはいえ、Google スプレッドシートではIMPORTHTML関数以外にも
ウェブのデータの読み込みに対応したIMPORTXML関数があります。
上記の関数でもデベロッパーツールを利用することで「XPathクエリ」が
指定できます。
デベロッパーツールを使いこなす必要はありません。
効率化のサポート機能として割り切って利用できます。
食わず嫌いにならないうちに試してみることがおすすめです。
蛇足
Google スプレッドシートでの表の読み込みはエクエルより手間がかかる
といった印象があります。
反面、関数の利用やクエリの指定といった処理の内容を実感できる
見通しの良さもあります。
好みの違いが分かれそうです。
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